« 京洛逍遥(21)大晦日のヲケラ詣り | メイン | 京洛逍遥(22)元旦の新聞に!! »

2008年1月 1日 (火)

源氏のゆかり(1)上賀茂神社の片岡社

 初詣には、小雪が舞う中を、上賀茂神社へ行きました。

 町内会の寄付などは、上賀茂神社から回ってきます。拙宅からは下賀茂神社の方が近いのですが、氏子の気分で上賀茂へ参詣しました。


Oqvg9mnz_s上賀茂



 京都を守る神が鎮座するところだけに、鳥居にも存在感があります。

 鳥居を潜って境内に入ると、白馬が出迎えてくれます。この神馬は、なんと言えばいいのでしょうか。古典の知識では「白馬」と書いて「あおうま」と読むのですが、ここは素直に「はくば」でいいのでしょうか。


7tktowrd_s白馬



 本殿に掲げられた神文の二葉葵が印象的です。
 葵祭の象徴でもあります。


E5qzkokz_s本殿



 本殿楼門の近くにある第一摂社は、片岡社といいます。小さな社ですが、上賀茂の祭神である賀茂別雷大神の母である玉依比売を祀っています。


1yh02rwt_s片岡社



 ここは、縁結びや子授けの神様とされています。しかし私にとっては、紫式部に縁のある社となっています。

 紫式部は、ここに来たときに、次の歌を詠みました。

  賀茂に詣でてはべりけるに、
  人のほととぎす鳴かなむと申しけるあけぼの、
  片岡の梢をかしく見えはべりければ
                  紫式部
  ほととぎす声待つほどは片岡の森の雫に立ちや濡れまし
                (新古今和歌集 第三)

 この歌は、大津皇子の次の歌を本歌とするものです。

  あしひきの山の雫に妹待つと我立ち濡れぬ山の雫に
                 (万葉集 巻二)

 大津皇子が眠る二上山は、平群の家の勉強部屋から遠望できました。この歌を通して、はるか北山の地と縁があったことは、奇縁といえましょう。

 上賀茂社で、杉板のしおりを買いました。
 斎砂は、拙宅の坪庭に撒きました。


Hkps0oji しおり



 『源氏物語』のゆかりの地として、「片岡社」を、まずはその第1号の紹介としましょう。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/350595/14408569

源氏のゆかり(1)上賀茂神社の片岡社を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

Powered by Six Apart
Member since 07/2008