« 夕陽ヶ丘駅の家隆の塚 | メイン | 角田先生のお通夜 »

2008年5月18日 (日)

源氏千年(47)音楽で『源氏物語』

 俳優の関(観世)弘子さんが、今月の11日にお亡くなりになりました。
 78歳だったそうです。

 阿部秋生先生がお作りになった『源氏物語』の校訂本文(小学館版)を、情感を込めてその全文を朗読されました。自主制作されたCD―ROMは、何と百枚にもなるものでした。
 制作費の一部を支援するという趣旨での送金をすると、出来次第に四五枚のCD―ROMが入った小箱が届きました。したがって、市販されてはいません。公共図書館などに行けばあると思います。
 大分まえのことになりますが、その完成を記念するパーティーが東京であった時に、私もお祝いに行きました。
 今も、必要に応じて、CD―ROMを聞くことがあります。
 日本文化にとって、これは貴重な財産です。

 CD―ROMで思い出しました。
 『源氏物語』の千年紀を記念する一環として、音楽CDが応援グッズとして出ています。


Kujdxele_s2枚のCD



 上が、リンの『源氏ノスタルジー』です。DVDも付いているので、映像でも楽しめます。
 3人の女性が琴・琵琶を奏で、そして歌います。
 収録曲は、「紫のゆかり、ふたたび」「GENJI」「千年の虹」「乱華」「名もなき花」「浅キ夢見シ」です。最初の2曲には歌はありません。
 好みはあるでしょうが、和の雰囲気は出ています。
 「千年の虹」は、耳になじみやすい感じがします。

 下は、服部浩子の『むらさき日記』です。
 演歌です。収録された2曲の内、もうひとつは「松竹梅」という祝い歌で、これは『源氏物語』とは関係ありません。
 これの好き嫌いは、人によっていろいろでしょう。

 私はiPodに入れているので、シャッフルされた曲の一つとして、何かの拍子にこれらを聞くことがあります。最初は何回か聴いていました。しかし、今は自分で選曲して聞くことはなくなりました。

 この2種類のCDは、マァ難しく言えば、『源氏物語』に関する受容資料の一つとして、という位置づけです。

 朝日新聞の京都版(4月29日)によると、『むらさき日記』は今年の1月に発売されて以来、邦楽シングルランキングで17位まで記録した人気曲だそうです。もっとも、源氏物語千年紀委員会が応援歌としているようなので、そのあたりに何か特別な背景があるのかもしれません。あくまでも推測ですが。
 このCDは、『万葉集』と『小倉百人一首』に続く第3弾とのことです。
 日本文学シリーズとして企画を進めていかれたら、それはおもしろいものにまとまることでしょう。

 それよりも、私はリンの方の今後の活動が楽しみです。いい雰囲気があるので、曲に恵まれるといいですね。
 今回のCDには、ケースの上に源氏物語千年紀委員会の認定シールが貼られていました。『むらさき日記』は、ジャケットに印刷されていました。
 ロゴ使用について、認定のタイミングがあったのでしょうか。




トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/350595/14409263

源氏千年(47)音楽で『源氏物語』を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

Powered by Six Apart
Member since 07/2008