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2008年12月22日 (月)

源氏のゆかり(32)説明板26-西鴻臚館跡

 外国から来た使節を接待したり宿泊させる、いわば今の迎賓館にあたる鴻臚館が、平安時代には朱雀大路を挟んで東西にありました。
 今、西鴻臚館跡の説明板は、次の写真の位置にあります。


081221kourokan1東鴻臚館跡

 東向きに目の前を、JR山陰本線の嵯峨野線が南北に走っています。
 この嵯峨野線の向こう側に、東鴻臚館があったのです。
 東鴻臚館は9世紀には廃止され、その東鴻臚館跡の石碑は、今は少し北へ行ったJR丹波口駅に近い「角屋」にあります。
 この「角屋」から今年の3月に、「末摘花」巻だけでしたが陽明文庫本と近似する本文を持つ、鎌倉時代の古写本が見つかりました。これには驚きました。もちろん、たまたま「角屋」にあった、というだけのことのようですが。

 さて、12世紀には西鴻臚館も機能を停止していました。これは、渤海国が滅亡したためです。

081221kourokan2説明板

 『源氏物語』では、「桐壷」巻で光源氏が素性を隠して高麗の人相見の元に行き、准太上天皇になるという将来の予言をしてもらっています。

 今この辺りは、『源氏物語』の語られた雰囲気は微塵も感じさせない地域となっています。
 時の移り変わりを実感しました。


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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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