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2009年2月22日 (日)

源氏のゆかり(35)説明板25-朱雀院

 四条通りと山陰線(嵯峨野線)が交わるところに、日本写真印刷があります。その広大な敷地の南側、四条通り側に、朱雀院跡の説明版があります。


090221suzaku1四条通


 塀の一部が透明なアクリルパネルになっており、そこから覗くと、こんな感じで説明版が見られます。

090221suzaku2朱雀院跡


090221suzaku3説明版


 そばにバス停「四条中新道」があるので、わかりやすいと思います。

 朱雀院は、平安京のメインストリートである朱雀大路の西側にありました。三条から四条の間にあり、八町もの敷地を占める上皇方の御所でした。この広さは、神泉苑と同じです。平安京では、平安宮を除くと、もっとも広い場所です。

 『源氏物語』では、桐壺帝の父・一院と、息子の朱雀院が、ここを御所としています。
 物語の中では、第7巻「紅葉賀」で、桐壷帝が朱雀院に行幸する場面があります。その折、光源氏と頭中将が青海波を見事に舞うシーンがあります。源氏絵などでは、よく取り上げられるので、有名な場面となっています。

 こうして歩くと、物語が浮かび上がります。
 だいたいは、現地を訪れると、その場所の確認にはなっても、その雰囲気が虚実の落差を実感させ、イメージの邪魔をすることが多いように思います。
 ただし、この朱雀院跡は、日本写真印刷の敷地内にあるせいか、まだ救われている方でしょう。
 会社の建物の良さと、大通りの開放感が、平安時代の雰囲気を少しは感じさせてくれるように思いました。
 (やや、無理をしていますが…)

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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