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2009年4月18日 (土)

源氏のゆかり(37)説明板32-遍照寺境内

 好天に恵まれた一日、愛用の自転車で嵐山方面へ出かけました。
 一条通をひたすら西に走ります。

 遍照寺は、嵯峨野の北東に位置します。
 大覚寺に大沢池があるように、遍照寺には広沢池があります。
 自宅からは、のんびりと漕いで50分ほどかかりました。


090418hirosawa広沢池


 ここは、月見の名所として知られています。

 かつては池に臨む名勝だったようです。しかし、現在は池の南にお寺は移っています
 山門を潜ると、小さいながらもよく手入れされた庭が、目に飛び込んできます。


090418henjyoji1遍照寺の庭


 本堂も、ひっそりと佇んでいます。


090418henjyoji2本堂

 この遍照寺は、具平親王とその愛人だった大顔にまつわる話で有名です。
 2人が遍照寺で月見をしている時、突然大顔が亡くなったのです。このことが、『源氏物語』で夕顔が急死する話の下敷きとなっている、とも言われています。
 モデル論は証明が難しいところがあります。しかし、これはあり得る話と言えるでしょう。
 こうしたショッキングな話は、物語のネタとして、人の興味を惹くのにいいのです。
 物語を創作する上で、作者は身辺の材料として、こうした話を利用したと思われます。


 本堂の右横に、説明版がありました。


090418henjyoji3説明版


 これは、目に付きやすいところにあるので、探すことはありません。

 遍照寺は、小綺麗なお寺です。大沢池から少し南に入ったところにあるので、意外と気づきません。
 大覚寺からもう少し脚を延ばして、千年前の様子に思いを馳せるのも一興です。

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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