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2010年7月19日 (月)

西国三十三所(1)5周目は石山寺から

 梅雨も明け、快晴の休日となりました。
 いつものことながら思いつきで、西国三十三カ所札所巡りを始めることにしました。
 父が亡くなった26年前に、はじめて一周しました。
 そして、毎年お盆には、表装したお軸を飾っています。
 
 
 
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 妻の実家の母が秋田から来られたときに、2周目を回って持ち帰ってもらいました。
 娘のために3周目。
 
 
 
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 そして、母が亡くなったときに4周目を回りました。
 
 
 
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 いずれも、自家用車を使っての、家族みんなで行楽を兼ねた札所巡りでした。

 これ以外にも、家族のために新西国三十三カ所札所巡りも満願を果たしています。
 中央の「南無釈迦牟尼佛」の文字は、私が見よう見まねで書いたものです。
 
 
 
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 まだ周り終えていないものに、四国八十八カ所、近畿三十六不動の赤不動と青不動、そして、昨年から始めた洛陽三十三所があります。
 とにかく、私はスタンプラリーが大好きなのです。
 行楽がてら、遠出も厭わず、近畿を走り回っています。

 これまでは、亡くなった父や母のために回っていました。しかし、今度は自分のために回ることにしました。それも、自動車のない生活をしているので、今度は公共交通機関と自転車と徒歩です。これまた、楽しいことが始まりました。

 最初はどこにしようかと、しばし思案しました。
 自転車で行けて一番近い寺町通りの革堂、それとも五条坂の清水寺と、いろいろと考えた挙げ句、電車で行きやすい瀬田川沿いの石山寺にしました。『源氏物語』にゆかりの深い寺だということもあります。

 いつも車だったせいもあり、石山駅に降り立つのは初めてです。
 
 
 
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 山門を潜り石段を登ると、境内にそそり立つ奇岩の前では、蓮がちょうど咲くところでした。
 
 
 
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 本堂の入り口にある「源氏の間」では、源氏千年紀の折に作られたロボットが、『源氏物語』の巻頭を読みながら解説をしていました。
 
 
 
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 実物は置いてあるだけで、その動きとお話はモニタに映し出されていました。
 千年前と現代が、微妙にクロスします。実物が動いたら、もっと良かったのですが……。

 本堂の裏手に回ると、源氏苑に紫式部の像があります。
 
 
 
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 この像は、かつて『源氏物語の鑑賞と基礎知識 蜻蛉』(拙編、至文堂、2003)という本を編集したとき、巻頭に書いた「源氏ゆかりの地を訪ねて 石山寺散策」で、取材をした折の写真をたくさん掲載しました。その記事の扉にあげた紫式部の像の写真には、中央下にブルーのポリタンクがかすかに写っています。すみません。うっかりしていました。今、白状しておきます。

 本堂では、朱印軸に御詠歌を書いてもらいました。
 
 
 
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後のよを
 ねがふこゝろは
  かろくとも
佛の誓ひ
 おもき
  いし山

 まずはスタートを切ったばかりのお軸を、床の間にかけてみました。
 
 
 
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 中央に西陣織で刺繍されているのが、石山寺のご本尊である勅封二臂 如意輪観音菩薩像です。
 この観音さまの周りを、三十三カ所のお寺の御詠歌で埋めていきたいと思います。
 さて、何年かかるでしょうか。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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