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2010年7月21日 (水)

心身雑記(61)任天堂が寄付した京大病院の新病棟へ

 京都大学付属病院のエントランスホールは、ホテルのロビーを思わせます。築後7年という、きれいな病院でした。
 受付もキビキビとしていて、とても感じのいい対応です。
 渡されたポケットベルの表示に従って動くようになっていました。よく考えられたシステムです。
 私の診察は、4階の消化管外科ですが、広い館内のどこにいてもいいのです。安心して、ポケベルで呼び出される順番を待っていました。液晶画面に、細かな指示が表示されます。

 診察に当たってくださったのは、今春ニンテンドーが70数億円の寄付によって建てられたガン病棟の特別チームのスタッフの方でした。いい巡り会いでした。

 東京から持参した紹介状を見て、私は残胃ガンだと言われました。初期ではないが、進行性の中でも初期ではないか、とのことです。
 本ブログでも掲載した私の胃カメラの写真を見て、昨年との視認での比較からの推測です。写真を見る限りではあるが、末期ではないと。ただし、大分大きくなっている気配があるそうです。転移が心配されるが、とのことでした。しかし、その可能性は少ないのでは、とも言われました。検査は、そのことを確定し、手術のための準備を進めていくようです。
 詳しく、現在の状況と、今後の予定を説明してくださいました。

 とにかく、入院して手術は決定で、すぐにいろいろな検査となりました。
 X線による胸と腹の撮影。これは、ベッドに寝ての撮影もありました。
 造影剤を静脈注入しての CT 検査もしました。体が火照ってくる注射です。私は、手が特に熱くなりました。
 さらには、予定になかった血液検査と、矢継ぎ早の検査漬けです。
 明日以降も、さまざな検査が入っています。
 どうやら、手術は8月に入ってすぐのようです。
 息つく暇もないほどに、次々といろんな部署を回りました。

 入院の手続きを終えてから、私が入院する病棟へ行ってみました。
 それは、ニンテンドーの寄付によって建て替えられた、2ヶ月前にできたばかりのガン病棟でした。
 
 
 
100721kyodai
 
 
 
 ガンの学習エリアがあるなど、最先端の医療施設です。

 ただし、ここでパソコンは使えるのですが、インターネットは使えないようです。これは、本館の携帯電話使用可のエリアを利用するしかないようです。
 今時のことなので、インターネットでメールのチェックや画像のやりとりをする人は多いと思います。1ヶ月以上も入院することになるのですから、最先端を自負するのであれば、ぜひとも、このインターネット対応を検討してもらいたいと思います。

 帰ろうとしたときに、携帯電話に京大病院からの着信履歴がありました。すぐに折り返しの電話をしたところ、病院専用回線での発信で、着信には対応していないものでした。
 総合受付に電話をし、事情を説明して、どこからの連絡かを調べてもらいましたが、わかりません。私が今日経巡った箇所に、1つずつ確認しました。しかし、結局わからずじまいでした。結局、5回も着信がありました。院内ということで、私がマナーモードにしていたために、気づかなかったのです。
 その後、何も連絡がないので、明日にでも何かあるのでしょう。

 帰りに、エントランスホールの入り口近くにあった喫茶コーナーで、少しノドを潤しました。
 ドトールコーヒーが入っていました。サマーキャンペーンとのことで、スクラッチカードをもらいました。
 くじ運のない私ですが、遊び半分に10個の内の3つのスクラッチを削ると、なんとアイスコーヒーが当たりました。
 どうやら、この病院との相性はいいようです。

 病院に来るときは、自宅からすぐのバスターミナルから、熊野神社前で降りて来ました。
 帰りは、1つ手前の近衛通というバス停からにしました。すぐにバスは来ました。東大路通りを北に向かって直進します。
 次のバス停である京大正門前に着く直前のことでした。
 バスがスピードを少し緩めたとき、私のすぐそばに立っておられた女性が、木が倒れるように、硬直状態で顔から床にドスンと倒れられたのです。頭を床に叩き付ける、大きな音がしました。
 少しして、乗客の異変に気づかれた運転手の方が、バスを停留所手前のガードレール沿いに止め、すぐに様子を見て救急車を呼ばれました。また、バス会社に連絡をして、次のバスに乗り換えられるように手配もしておられます。
 京都の市営バスは、運転手のマナーが悪くて有名です。しかし、今日の運転者さんは、的確な対応をしておられました。

 倒れた方には触らない方がいいと周りの人も言うので、私もしばらく様子を見ていました。
 少しして、気を失っておられた女性は、自力が起き上がられました。
 私が座っていた椅子に座ってもらいました。徐々に正気にもどられ、暑かったので、とおっしゃっておられました。

 間もなく次のバスが目の前に止まったので、みんなで乗り換えました。
 運転手さんと女性は、そのまま救急車を待っておられました。

 突然のできごとでした。しかし、大事に至らないことで、安堵して帰路につきました。
 丸一日、ドップリと病院で過ごしました。しかし、悲観的な局面にはならなかったので、気持ちが軽くなりました。

 自宅に帰る早々、引き受けていた原稿の件で確認の電話が入りました。今の状況を説明し、秋ではなくて来春に延ばしてもらいました。

 また、夜には、昨日、職場の人事の方と打ち合わせをした書類が、速達で届きました。迅速に対処してもらい、感謝しています。
 いろいろな方が、私のような者のために、手数をかけて協力してくださっています。ありがたいことです。

 今後しばらくは、たくさんの方々に迷惑をかけるかと思います。
 先日、いつもお世話になっている神野藤先生が、こんな時なので、たくさんの人にたくさん迷惑をかけたらいい、という励ましのメールをくださいました。

ここはじっくり静養すべきです。そのつもりで、しばらく先までのことを封印するがよろしい。迷惑をかけるからなどと思ってはいけません。迷惑かけついでに、大いに迷惑をかけるとよろしい。迷惑の小出しを長引かせて、さらに大迷惑に繋がるようではいけません。

 大先輩からの忠告を、心して肝に銘じます。

 こんな状態なので、対応の緩慢さはご寛恕の上、なにとぞご理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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