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2010年10月24日 (日)

古都散策(32)西大寺チャリティー茶会

 京都と奈良の中継地点である西大寺駅は、乗り降りはしても、この駅前にあるお寺まで足を運ぶ人は少ないと思います。東大寺が、あまりにも有名だからでしょうか。

 その西大寺で、茶道裏千家淡交会奈良支部主催のお茶会がありました。私のお茶の先生から、良かったらと言われていたので、娘と共に行って来ました。西大寺は久しぶりです。
 
 
 
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 娘が着ている着物は、私の母が仕立てたものです。母の実家は呉服屋だったこともあり、着物の仕立てなどをして生計を助けていました。これは、私の姉のために縫った着物だとか。それを娘が譲り受けたのです。とても着やすいそうです。

 日本は、自分たちの民族衣装を自分で着られない、数少ない民族です。
 それを意識してか、娘は自分で着られるようになりました。今日も、なかなかうまく着られた、とご機嫌でした。
 私にも着物を着たら、と言います。しかし、なかなか着て出かける機会がありません。この次は、着物でお茶会に出られるように、準備をしておいてもいいかな、と思うようになりました。

 京都市長は、いつも着物です。市議会の議員さんにも、何人かいらっしゃいます。
 昨年、鳥取県で実施した池田亀鑑に関する講演会のポスターでは、私はお正月の着物姿の写真を載せてもらいました。
 
 
 

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 そんなに恥ずかしがることもない歳になったのです。お正月以外でも、折を見て着るようにしたいものです。

 さて、まずはバザー会場に行きました。
 茶碗やバックなどがたくさんありました。茶道具でもあれば、と思っていたのですが、もうないようなので、そのままお食事をいただきに行きました。
 海苔巻きと煮物、そして柿やお吸い物をお盆に乗せてもらいました。
 これで小腹を満たした後、愛染堂でのお茶会に参加しました。40人位が一堂に会してのお茶会です。

 懐紙と楊枝を出して気持ちを落ちつかせる間もなく、お菓子が運ばれてきました。
 今日のテーマは、酒と紅葉だそうです。
 
 
 
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 お菓子をいただいていると、すぐにお茶が運ばれてきました。大急ぎで懐紙などをしまい、お茶をいただきました。
 慌ただしいことです。勝手がわからないので、横にいる娘に聞きながら、突っつかれながらも、美味しくいただきました。

 きれいに着物を着飾った女性が、左手の親指を突き立てて茶碗を持って、いただいておられました。癖なのか、お作法に慣れておられないのか、姿形が決まっていただけに、目立っていました。

 立礼のお茶席にも行きました。
 
 
 
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 先生がここにいらっしゃるとのことだったので、帰り際にご挨拶をしました。

 立礼の今日のお道具は、こんな感じでした。
 
 
 
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 この日、西大寺では表千家のお茶会もありました。
 境内を往き来する人の九割九分は女性でした。そのうち、4割近くが着物姿です。
 茶道が女性によって支えられていることを実感しました。

 駅を降りたとき、すぐに西大寺駅が変わったことに気づきました。
 まず、南口駅前のショッピングセンターがあったビルが、完全に消えていました。マンションにでもなるのでしょうか。
 
 
 
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 さらに、駅のホームの電車の行き先案内が変わりました。奈良行きの表示が簡略化され、わかりにくいことこの上もないのです。おまけに、奈良行きの電車が15分も来ないのにもかかわらず、次に何分に来るのか、新しい表示盤ではわからないのです。旅行客は、みんなどうなってるのだろう、と不満顔でした。

 駅員さんに聞くと、最近列車の表示が変わって、と電車がいつ来るのか調べるのに時間がかかりそうです。
 奈良よ 西大寺よ、どうした! 大丈夫か? と、かつての住民として、この西大寺の退化に不安を覚えました。
 たまたま、この時間帯に西大寺から奈良行きの電車がしばらく来ないだけだと、好意的に理解します。しかし、乗客を不安がらせる駅は、生き残り策をしっかり詰めないと、敬遠されることでしょう。

 西大寺駅がこれ以上に寂れないことを願いながら、十数分後にやっと来た電車に乗りながら、奈良再生を思いました。
 今は、平城遷都博で賑わっています。しかし、それも来月までとなりました。阿修羅に頼っても、それだけでは持ちません。
 観光で自立できる街づくりとメニューを、大急ぎでまとめるべきでしょう。そうでないと、単なる不便きわまりない乗換駅にすぎなくなります。
 
 
 


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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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