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2010年10月31日 (日)

教科書に見る平安朝・小学校—国語(1)

 平安神宮の入口にある京都府立図書館には、戦後の学校教科書のコレクションが収蔵されています。
 
 
 
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 昨年末にその2万冊の分類整理が終わったとのことで、本年(2010)1月よりオンライン検索も可能となりました。

「京都府立図書館所蔵 教科書目録案内」

 ただし、その内容を知るための目次などは、データベース化されていません。
 何年の何年生のものがあるかどうか、ということと、簡単な書誌しかわかりません。

「目録データの見方と解説」

 つまり、採択された教材を確認しようと思えば、実際に教科書を手にするしかないのです。

 京都府立図書館の「教科書目録案内」のトップページには、このコレクションの概要が次のように記されています。


 京都府総合教育センターが「教科書センター用見本」として保管していた教科書がほとんどです。これらは、採択を希望する発行者が京都府に送付してきた見本です。一部、個人の方が実際に使用されていた教科書も所蔵しています。
 所蔵冊数
   小学校の教科書 6,753冊
   中学校の教科書 3,920冊
   高等学校の教科書 10,015冊(うち、専門教育1,909冊)

 京都教育大学などが調査に入っておられたようなので、私は遠慮していました。
 そろそろいいだろうと思い、病気療養中の時間を活用する意味からも、先月より少しずつ閲覧してきました。そして、本日ようやく小学校の国語科に関するものすべてを確認し終えることができました。

 目次からだけではわからない教材が多いので、実際にすべてのページを捲って確認しました。そのため、予想外に時間がかかりました。

 たとえば、大阪書籍発行の『小学国語 6下』(平成7年検定済)には、「与謝野晶子の文学碑を訪ねて」という教材が8頁にわたって掲載されています。巻頭には、歌碑のカラー写真が2葉あります。文中には、歌碑がある堺市内の地図やカラー写真があります。
 しかし、この教科書の最初の目次には、次のようにあるだけです。


二 目的に応じて表現のくふうをしよう
  調査・見学したこと

 つまり、教科書の全頁を捲ってみないと、その内容が正しく確認できないのです。

 小学校の国語科の教科書は、京都府立図書館で所蔵されていたものは1300冊を超えていました。
 データベースで検索すると、年度単位で表示されるので、小学校国語のように上下2冊に分かれるものは、実数がわかりません。
 欠落している年や、通年で2冊ある内の1冊だけだったり、また同じものが3冊や4冊あったりします。特に、最近のものは複数冊ありました。

 結局、今回私が確認したのは、それらを整理しながら、823冊を丹念に見たことになります。

 年代としては、一番古いものが昭和26年(なんと池田亀鑑が監修者の1人です)、新しいものは平成7年でした。ただし、教科書会社の各社にばらつきがあります。

 今回調査対象とした収蔵資料の国語科の教科書会社は、以下の通りです。
 これは、書架に配架されている順番です。
 この順番で、これから私見によるメモを数回にわたって記します。

・中京出版    (12冊)
・大日本図書   (31冊)
・二葉図書    (38冊)
・学校図書   (129冊)
・教育出版   (134冊)
・光村図書   (140冊)
・日本書籍   (127冊)
・大阪書籍    (40冊)
・三省堂     (13冊)
・信濃教育会出版部(25冊)
・東京書籍   (134冊)
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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