« 【復元】インドにもアップル製品が | メイン | 検診の合間に二松学舎大学の学食へ »

2011年6月 1日 (水)

何を今更「電磁波」と「発がん性」の認定

 今日の朝日新聞(夕刊、東京版)に、「ケータイ電磁波 WHOが注意喚起 「発がん性の可能性」」という記事が、一面下段に掲載されました。

 何をいまさら、という感じがします。
 ずぶの素人である私にも、とうにわかっていたことです。これまでにも、〈へぐり通信〉というホームページや本ブログで何度も書いてきました。
 家族からも、あまり言うので聞き流されていました。しかし、これで我が家でも、私が言い張っていたことが当たっていたことを認識してくれるようになりました。言ってた通りだね、と。

 ちょうど、『電磁波の何が問題か —どうする基地局・携帯電話・変電所・過敏症—』(大久保貞利、2010年11月、緑風出版)という本を読み終えたこともあり、そのことを書く前の準備として、平成19年にクラッシュした次の記事2つを復元したところでした。

「【復元】磁気や電磁波の恐ろしさ」(2005年10月13日公開分、2011年4月19日)


「【復元】携帯電話の電磁波を調査すべし」(2006年3月4日公開分、2011年4月20日)
 上記ブログに併録「携帯電話の危険性〈2000.5.4〉」


 そして、『電磁波の何が問題か』という本を取り上げようとしているうちに、つい私が別のことに興味が移り、書き忘れたままになっていました。

 今日の夕刊の記事でまた思い出したので、ここに取り上げるしだいです。

 電磁波が人体に危険なことは、当の業界が何よりもよく知っています。ただ、国民に知らせない、というよりも、知られないように情報を操作してきた、というだけです。
 マスコミも、取材などでその携帯電話などの重宝さに溺れているので、あえて首を絞めるような批判の記事を書く勇気のある記者はいないし、番組を作るディレクターの度胸もないのが実情のようです。

 これは、ゴルフが環境破壊と地域住民の健康被害という犠牲の上にある、スポーツとはとても言えない恐ろしいものなのに、マスコミなどはまったく批判的な文言はおくびにも出さず、記事や番組としても手を出さないこととも通底する問題です。
 日本のマスコミの哀れな限界が露呈しているものです。

 ゴルフについては、奈良の平群町でその農薬被害のひどさを反対運動の中で学んだので、いつか書こう書こうと思いながら、いまだに果たせずにいます。
 リニア新幹線や電磁調理器も危険きわまりないものですが、これらは、またいつか書きます。

 それはさておき、携帯電話のことです。
 今日記事が、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関(IARC)の発表をもとにしたものなので、これなら多くの人が携帯電話の電磁波の危険性を、ひょっとして本当にありうることでは、と思うはずです。

 マスコミが、電気通信や電話業界を敵に回してでも取材をする気があれば、早晩このテーマで特集番組がくまれることでしょう。ただし、それはほんの表面をなでるだけの、一過性のものとなるはずです。
 今のマスコミに、これだけ国民に普及した携帯電話を批判的に見る目は皆無なので、一時的な問題提起で逃げる番組しか作らないはずです。それでも、ないよりはましです。
 このWHOの発表は、あり得ないと思われた震災に続く、あり得ないと言い張ってきた電話業界にも嘘が多かったことを暴露して、それらしい気分にさせてくれれば、それだけで次につながることになると思われます。

 このニュースが、今後ともどのように取り上げられ、展開していくのか、楽しみになってきました。
 
 
 

コメント

●SAR値とは
電波の平均エネルギー量を表す比吸収率(Specific Absorption Rate)。端末が人体に及ぼす電磁波の大きさを表した数値です。こちらが小さいほど、有害な電磁波を発生しません。

各国のSAR値基準値
日本 2.0W/kg
アメリカ 1.6W/kg
iPhone3G 1.541W/kg
iPhone3GS 1.305W/kg
中国 1.0W/kg
iPhone4 0.975W/kg
スウェーデン 0.8W/kg
ドイツ 0.6W/kg(ドイツでは0.6W/kg以下の携帯電話に青い天使マークが張られているらしいhttp://www.jca.apc.org/tcsse/g-siryo/NRK03.html#4.2)

コメントへの返事が遅くなりました。
ご教示によると、日本では電磁波に対する有害の目安となる基準値が甘い、ということになるのでしょうか。
それにしても、なぜこの分野の研究は啓発が遅れているのでしょうか。
それだけ、認定に難しい問題が関与していることなのでしょうか。
素人目での判断ということで、とにかく、よくわかりません。
原発の危険性の指摘のように、早くこの電磁波についても、どのような基準で見ると安全なのかの指針を示すことはできないのでしょうか。

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

Powered by Six Apart
Member since 07/2008