« 初めての長崎へ来ました | メイン | 繁華街で呼び込みの声がかからない »

2012年10月25日 (木)

夜の思案橋から丸山公園を散策

 今回の文献調査地である長崎大学附属図書館の経済学部分館には、武藤文庫があります。これは、武藤長蔵博士の旧蔵資料を集めたもので、約1万冊の書籍と地図・書画・陶器200点があります。長崎関係の貴重な資料も多数含まれています。

 図書館の前には、武藤博士の顕彰レリーフが嵌め込まれていました。
 
 
 
121025_nagasakiuniv
 
 
 

 経済学者であった武藤博士は、作家や歌人との親交もあり、芥川龍之介や菊池寛が長崎を訪問したときには案内をしています。斎藤茂吉とは特に親密で、長崎に教授として赴任した茂吉とは、3年半も親しく往き来しています。

 その武藤文庫の中にある日本の古典籍の調査をしました。版本が中心です。武藤博士の専門は鉄道交通、経済学史、日本と海外との交通史で、『日英交通史之研究』で慶應義塾大学から経済学博士の学位を受けています。経済学が専門であっても、歴史学や人文学にも興味と関心は及び、文献史的研究や書誌学的研究が根幹となっているため、さまざまな本が集められているのです。これだけの本を集めるのは、大変だったことでしょう。独身を通されたとのこと。家族がいては、これだけの本はなかなか買えません。

 この武藤文庫の調査は、佐賀地区の調査員の先生方と国文学研究資料館の教員によって、もう10年以上も続けられています。まだまだ、その調査は続くものです。

 書籍をこよなく愛した方の蔵書群は、その収蔵庫に足を踏み入れると不思議な感触や雰囲気が伝わってきます。今回も、一人の人間が生きた証を、実際に本を見て、手にして、ページを繰ることで実感しています。

 一日中狭い部屋に閉じ籠もっていたこともあり、夕食は街中に出掛けました。
 
 
 

121025_yokotyo
 
 
 

 思案橋横丁の近くで魚料理を食べ、歌謡曲で有名になった思案橋を見に行きました。
 ガッカリしないようにと釘を刺されて行きました。確かに、その通りです。名前だけが残っていたのです。
 
 
 
121025_sianbasi
 
 
 

 そこからすぐ近くの丸山公園まで、足を伸ばしました。
 公園の下の交番は、ついシャッターを切ってしまいます。
 
 
 
121025_police
 
 
 

 丸山公園は、京都の円山公園とイメージをダブらせていたので、町の小さな公園という規模に驚きました。坂本龍馬の像の後に、丸山町の交番が見えます。
 
 
 
121025_ryouma
 
 
 

 長崎は、そんなに広くはないようです。明るいときに回りたいのですが、日中は図書館に軟禁状態なのでこの次にしましょう。
 
 
 

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

Powered by Six Apart
Member since 07/2008