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2013年1月14日 (月)

京洛逍遥(250)都大路を走る女子駅伝

 昼食後に賀茂川を散策していた時でした。
 出雲路橋から紫明道路に折れるところで、警察の方が交通規制をなさっていました。
 何事かと掲示を見ると、「皇后杯 第31回 全国都道府県対抗 女子駅伝」のため、賀茂街道から紫明通りへ車は入れないのです。
 
 
 
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 我が家の北側を西に流れる白川疎水は、賀茂川を東西に潜って紫明通りをそのまま西進し、堀川へと注いでいます。
 野次馬根性そのままに、紫明通りを疎水の流れにしたがって下り、烏丸通りの方へ急ぎ足で向かいました。
 同志社大学方面からまっすぐ北へ走ってきた選手は、烏丸紫明の交差点角で左折するコースとなっていました。
 子どもたちも、小さなメガホンを手に、大声で応援しています。
 どこの県が走ってこようが、とにかくお姉ちゃんガンバレ、としか叫んでいません。お母さんに「なに県」と聞いていたようですが、そんなことはもうどうでもよくなっています。
 
 
 
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 写真の右上に、左折して堀川通りに向かう選手が一人写っています。何県の選手なのかはわかりません。
 先頭は、すでに通り過ぎた後のようです。それでも、たくさんの方々が、選手に声をかけて応援しておられました。

 鞍馬口の方へ少し下ると、マイクの声が聞こえます。奈良県が46位でやってきました。最後から2番目のようです。この鞍馬口が、タスキを渡す中継地点だったのです。
 京都へ来る前に住んでいた奈良なので、つい足を止めて気持ちだけ応援しました。先頭からは相当離されているようです。
 
 
 
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 さらに待つこと数分、ひときわ盛大な拍手と声援が起こりました。しんがりの47番目は沖縄県でした。
 
 
 
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 最後のランナーを応援したくなるのは、ここに集っているみんなに共通する気持ちだと思います。特に中継地点は、前のランナーのゴールであると共に、タスキを引き継ぐランナーにとってはスタートなのです。駅伝が地点地点で楽しめるのは、この切り替えの連続の妙にあると思われます。途中はどうであれ、この引き継ぎ場所では、誰でもみんなを応援できるのです。おもしろい競技です。

 今日は風もなく穏やかな天気だったので、きっと好タイムが出ていることでしょう。
 この沖縄県がタスキを渡し終わると、「解除」というステッカーを貼った車が通過し、関係者のみなさんは後片付けに入られました。

 沿道で応援しておられたみなさんも、ザワザワと賑やかに解散して帰路につかれます。まさに、宴の後の雰囲気が味わえました。
 イベントの後にはゴミがつきものです。しかし、手にしておられたメガホン一つとして落ちていませんでした。何事もなかったかのように、いつもの道に戻った烏丸通りを少し下り、出雲路橋を渡って帰宅しました。
 明日からは、この賀茂川を走る人が少し減ることでしょう。

 そういえば、今日は成人の日です。
 成人式とマラソンについては、どうしても自分が成人式の前日に火事に遭ったことを思い出します。

 私は、成人式の日に開催されるマラソンに、新成人としてエントリーしていました。毎朝毎夕、新聞を配っていたので、足には自信があったのです。しかし、その前日に住み込みの店が火事になり、すべてをなくした私は、マラソンに着て出る服すらないありさまでした。当然、着るものがないために、成人式にも出られませんでした。昭和46年1月のことです。

 私が成人式の日に手にしたのは、東京の大田区から支給された、災害救助用の毛布一枚でした。両親がこの日のために作ってくれたスーツは、一度も袖を通すこともなく灰になりました。
 このことは何度か思い出すたびに書いてきたので、自分の中では記憶が固定しています。
 寒空の中、楽しみにしていたマラソンで走ることもできず、神社の拝殿の床にジッと毛布にくるまっていたのです。この40年前のことは、思い出しては懐旧の情に浸るのではなく、新たに生き続けるために気持ちを引き締める役割を果たしてくれています。

 私にはなかった成人式が、また来たのです。その意味では、気分一新の日でもあります。

 
 
 

コメント

有難うございます 
 お二人のお子さんが映っています 
私にも 孫が7人居ますが そのうちの
2人姉弟が お子さんとそっくりです 
髪型 背の高さ 着ている服なと 
そっくりで 間違ってしまいました 
 今日は お散歩にマラソンの応援 
お子さんには いろいろな体験をさせて上げて下さい 
大きくなられた折には 何かに役立つ時があるでしょう 
小さい時の思い出が役立つことも
・・・・・


 

コメントをありがとうございます。
写真の子どもたち2人は、たまたま居合わせたので、かわいくてシャッターを切ったものです。お母さんと一緒でした。
顔に少し暈かしを入れましたが、ひょっとしてキャッツアイさんのお孫さんかも知れませんね。

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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