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2013年2月 9日 (土)

NPO法人の口座開設でまた名前が問題に

 今日はお昼前に、京都大学病院へ定期検診を受けに行く予定が入っていました。
 その前に時間があったので、病院のすぐ近くにある京都地方法務局で、特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉の登記事項証明書を発行してもらうことにしました。

 少し小雪が舞い散る中を、今日も自転車を軽快に飛ばして行きました。

 2月4日に、バタバタとではあっても、とにかく登記を済ませました。その後、法務局からは何も連絡がなかったので、登記が無事に完了したことがわかっていたのです。そこで、次の手続きとして、法人印の印鑑登録を法務局でしました。
 一枚の書類を提出し、渡された印鑑登録カードを使って、自動発行請求機で印鑑証明書と登記証明書を、今後必要となる数通分を入手しました。

 確かに、「履歴事項全部証明書」の「法人成立の年月日」の欄に「平成25年2月4日」と明記されています。
 これで、特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉の設立日は「平成25年2月4日」と、正式に記録され、認められたのです。この日が、この法人の創立記念日となったのです。

 ここで入手した証明書は、市役所に登記が完了したことを報告するためと、銀行口座を開設するために必要なものです。

 この手続きが完了して証明書を入手するのに、1時間半はかかると想定していました。
 ところが、何と10分で終わりました。
 うまくいくときは、こんなものなのですね。

 ここまではよかったのです。厄介な問題は、その後に待ちかまえていました。私のすることなので、そうは問屋が卸しません。

 京大病院での定期検診が終わり、立命館大学大学院生の川内有子さんとの今後の打合せを終えると、京都銀行へ直行しました。

 店内のブースで口座開設の手続きを始めたところ、2点の問題が発生しました。
 まず、法人の名称の文字列に関して、面倒なことが出来しました。
 銀行側としては、口座の名義に記号は使えないので、〈 〉という記号のない、登記上の標記「特定非営利活動法人源氏物語電子資料館」でないと口座が作れない、とおっしゃるのです。

 法人設立の定款の冒頭に、次のように書かれています。


第1条 この法人は、特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉と称し、登記上は特定非営利活動法人源氏物語電子資料館と表示する。

 これは、私が〈源氏物語電子資料館〉という山カッコ付きの標記に拘ったために、通常用いる名称と、登記上の名称が異なることを明言しているものです。つまり、〈源氏物語電子資料館〉と山カッコをつけるのを常態とし、あくまでも登記上だけが山カッコのないもの、ということにしました。
 ここまでは、京都市役所の担当者の方のアドバイスで決めたことです。それが、銀行口座を作成する段になって、またもや浮上したのです。

 会員のみなさまに、口座へ入金していただくときに、山カッコが付いていると口座名義人として一致しないとの判定で、入金が受け付けられないことが想定される、とのことなのです。今さら定款は変えられませんし、変えたくありません。

 この件については、「京都銀行下鴨支店」に法人の口座を作ることを決めていました。そのこともあり、ここは銀行側の方針に折れて従れ、今は口座名義はともかく、京都銀行に口座を作ることを最優先にしました。

 「下鴨支店」に拘ったのは、自宅がある地名というだけではなく、『源氏物語』とも関係する地名ということで、この支店にしたかったのです。

 そもそもが、『源氏物語』に関するNPO法人なので、京都市管轄の法人として申請したのです。東京都や京都府に申請しなかったのは、あくまでも『源氏物語』の舞台を法人の存在と結びつけたかったのです。そして、取引銀行も。

 次に、口座開設にあたって、当事者である私の名前が問題になりました。つまり、「鉃也」の「鉃」なのです。金ヘンに「矢」か、金ヘンに「失」か、ということです。

 これについては、京都地方法務局で登記する際にも、お役所が Windows による処理が行われている慣例ということもあり、「鉃」が表示されないので「鉄」で登記することになる、という説明を受けていました。

 登記の手続きをしていてわかったのですが、法務局としてはウエブ申請を推奨しながら、使うソフトはウインドウズ用しか用意されていません。マッキントッシュを使うユーザーは排除されているのです。そのため、使える漢字も制限されているのです。
 マッキントッシュでは自由に使える漢字の「鉃」も、このウインドウズのシステムでは表示できないのだそうです。幅広い普及という観点からすると、レベルの低いマシンに合わせるのはいいことだと思います。ただし、そのために漢字制限を強いるのは本末転倒であり、日本の文化を破壊する行為です。

 こんなことはウインドウズの利用者が9割以上の日本では、言っても仕方がないので、日本語の表記で未熟な部分が多いウインドウズが、さらに成長してくれるのを待つしかありません。

 ということで、銀行口座での私の名前の登録は、登記証明書に記載されている、正式ではない「鉄」でなされました。
 つまり、京都銀行のルールにより、京都市役所に申請して認可を受けたはずの「〈源氏物語電子資料館〉」と「鉃也」という日本語の表記は、共に無視されて違うものになったのです。これは、日本語としての漢字表記の軽視と言えます。しかし、今はこの程度の日本語に対する認識しか、法務局も銀行側にもないようです。悲しい事実です。

 そんなこんなの、日本文化の崩壊という一端を垣間見ながら、とにかく京都銀行に特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉の口座を開設することまでは漕ぎ着けました。

 今日から、以下の口座が使えるようになったことを、ここに明記しておきます。
 会費や寄付等の受け入れも、この口座を通して行います。
 


取引銀行:京都銀行下鴨支店
取引店番:142
口座番号:3359090
口座名義:トクヒ)ケ゛ンシ゛モノカ゛タリテ゛ンシシリヨウカン
     特定非営利活動法人源氏物語電子資料館
     (山カッコがないことにご注意ください)

 
 後日、あらためて広報しますが、一応念のために定款で定める会費は、次のようになっていることを記しておきます。


 この法人の設立当初の入会金及び会費は、第8条の規定にかかわらず、次に掲げる額とする。
(1) 正会員 入会金 10,000円(学生は免除)
        会費  10,000円/年
(2) サポート会員 入会金      0円
          会費(登録料)5,000円/年
(3) 賛助会員   入会金      0円
          会費 1口  30,000円/年(1口以上)

 ここにいうサポート会員というのは、古写本の翻字やデータ作成、あるいは翻訳や校正の仕事をしていただく方々のことです。

 なお、近日中にゆうちょ銀行の口座も作ります。
 これは、時間の都合でできませんでした。
 2週間後までには、京都北山郵便局で口座を開設する準備は整っています。

 こうして、とにかく特定非営利活動法人〈源氏物語電子資料館〉はスタートしました。
 今後は、1人でも多くの方々にこの法人の趣旨と意義を理解していただき、会員になっていただけるように努力していきたいと思います。
 
 これまで以上の、ご理解とご支援のほどを、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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