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2013年4月 6日 (土)

京都で『十帖源氏』を読む会がスタートしました

 本日午後3時から5時まで、京都で『十帖源氏』を読む会の初会合がありました。
 これは、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉の活動の一環として、東京で長く続けている勉強会の京都バージョンとなるものです。

 午後から雨が降る中を、地下鉄丸太町駅から歩いて5分ほどのところにある「ワックジャパン(WAK JAPAN)わくわく館」(京都市中京区高倉通二条上ル天守町761)の2階にある和室に、6人が集まりました。

 私にとって、取りまとめ役の川内さん以外は、まったくの初対面です。初めまして、と挨拶をしながら、年齢はもとより、勉強をしている分野も違う者同士ではあっても、通じるものは自ずと伝わってきます。いい仲間が集い、安堵しました。

 東京のメンバーは、当初より日本文学に興味を持つ者だけです。しかし、ここ京都のメンバーは、今は立命館大学と同志社大学の学生さんで、しかも、英語・ドイツ語・フランス語がわかる方々です。『源氏物語』を勉強しているのは、私の他にはあと一人だけです。これは、おもしろい集まりになりそうです。

 自己紹介の後に、早速「須磨」巻を見ていくことにしました。

 まずは、この『十帖源氏』を現代語訳する上で大切な、凡例です。
 東京で作成したものを確認しながら、海外の方が理解できるような平易な日本語文を作ることを共通理解としました。

 今日は、「須磨」巻の冒頭の1頁分を、試しに確認しました。
 担当者が作成した、翻字や現代語訳の資料を見ながら、恐る恐るのスタートです。
 版本を読み慣れていないこともあり、読めない文字や読み間違いも当然のことながらあります。そうしたことを少しずつ確認する中で、要領を会得して進んでいくことになります。一応、東京でのこれまでの活動で、方針や手順はできあがっていると言っても、やはり手探りでのスタートには違いありません。

 ウォーミングアップとしての初回では、「密通」ということばをどう訳すか、ということが問題となりました。
 担当者の現代語訳は、『十帖源氏』のことばをそのまま取った「密通」でした。しかし、結論としては、「許されない恋愛」となりました。

 中学3年生にもわかる現代日本語訳を目指していると、こうしたことばの訳も丁寧に置き換えていくことになります。

 「ものさびしく」の「もの」や、「気の毒なほど」の「ほど」なども、立ち止まって再確認し、「さびれた様子で」とか「気の毒に見えます」などとしました。

 お茶とお菓子を食べながら、最初とは思えないほど自由にみんなで思うことが言え、聞くことができたと思います。
 よかったよかった、という思いを胸に、終わってから、丸太町駅の上にある喫茶店で1時間半ほどよもやま話となりました。

 次回は、5月11日(土)午後3時から2時間です。場所は、今日と同じワックジャパンです。
 興味がおありの方の参加をお待ちしています。特に、異分野の方の参加は大歓迎です。
 「NPO法人〈源氏物語電子資料館〉のホームページ」か、本ブログのコメント欄から連絡をいただければ、折り返しあらためてのご案内をいたします。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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