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2013年6月23日 (日)

日南町から米子へ─稲賀先生の墓参─

 昨年の3月に日南町に来たときと違っていた光景を2つほど、記録として残しておきます。

 まず、池田亀鑑が通っていた小学校が廃校となり、その校庭が昨年度は工事中だったことは、「池田亀鑑の生誕地日南町にまた来ました」(2012年3月 9日)で、すでに記したとおりです。

 その校庭に、今年はソーラーパネルが整備されていました。壮観です。5,500人の町は高齢化が加速しており、数年後には半減するのでは、とのことです。さまざまな対策が考えられているようです。
 
 
 
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 次に、池田亀鑑は生誕の地である神戸上には2歳までいて、3歳から12歳までは小学校に近い砂田に移っていたことが、昨年の聞き取り調査でわかりました。その昨年の池田亀鑑賞の授賞式は、雪の降った3月でした。

「池田亀鑑の生い立ちに関する新事実」(2012年3月11日)

 
 
 あの時は、辺り一面真っ白の雪景色でした。
 そこで、もう一度立ち寄り、雪のない砂田の旧宅の地の写真を撮りました。
 
 
 

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 さて、昨日、無事に池田亀鑑賞の授賞式を終え、関係者のみなさんと打ち上げ会をしていた時、外から大きな太鼓の音が聞こえてきました。何事かとお尋ねすると、神楽の練習をしているとのことでした。

 興味を示すと、練習場となっている「みどりの館」へ案内して下さいました。
 空には満月が照っていました。
 
 
 
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 建物の中は体育館のようになっており、4人の方が練習中でした。
 
 
 
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 指導にあたっておられた方が、丁寧な説明をしてくださいました。
 これは日南町の無形民俗文化財に指定されている日南神楽で、神光社のみなさんが練習なさっているところでした。夏に、ハワイへ公演にいくための練習だそうです。

 倉庫にある衣装を見せていただきました。
 みごとなものです。お面もすばらしいものでした。
 
 
 
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 10キロもある大黒様の羽織を着せてくださいました。ズッシリと肩に重みがかかります。これで10分以上も演じるのですから、大変な重労働です。
 
 
 
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 今朝は、妹尾先生の車に乗せていただき、昨年同様に米子にある稲賀敬二先生のお墓にお参りしました。
 今回は、昨年に引き続き池田研二先生と、そして昨年はお仕事の関係ですぐに大阪へお帰りになった伊井春樹先生もご一緒です。
 伊井先生は、稲賀先生が広島大学の大学院で最初に指導を受けられた、いわば1期生です。しかし、稲賀先生のお墓にいつかお参りしたいと思っておられましたが、これでやっと叶ったと感慨深げでした。
 妹尾先生は稲賀先生の最晩年の教え子にあたられます。稲賀先生にとって、最初と最後の教え子が揃っての墓参となったのです。
 お墓の周りに少し草が生えていたので、みんなで草取りをしました。
 
 
 
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 きれいになった墓前で、伊井先生は墓石に手を当て、しばし感無量の思いを噛みしめておられました。

 来年の池田亀鑑賞の授賞式は、6月28日(土)となりました。
 またその時に墓参に参ります、と稲賀先生に報告をして、米子から帰路につきました。
 妹尾先生はお一人で、広島まで200キロのドライブです。
 伊井春樹先生は新大阪まで、池田研二先生と私は東京までの新幹線の旅となりました。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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