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2013年9月 6日 (金)

不思議な縁のとりもちで学習院大学に集った4人

 今日は学習院大学で、たくさんのお話を伺いました。中味の濃い、楽しい時間でした。
 
 
 
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 このメンバーが学習院大学に集まって話をするなど、今から2ヶ月前には想像すらできなかったことです。人と人との出会いは、本当におもしろいものです。奇縁とは、まさにこのことを言うのでしょう。

 面談の場所となった学習院大学史料館は、そうした思い出語りにふさわしいたたずまいです。
 
 
 
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 昭和7年に池田亀鑑が中心となって開催した《源氏物語展》の写真に関して、これまでに何度かこのブログに書きました。

【2-源氏物語】「昭和7年の東大源氏物語展の報道記事見つかる」(2011/10/21)

 そこで紹介した、池田亀鑑が高松宮喜久子さまに説明している写真で、亀鑑の右後ろにいる女性について、喜久子さま付きの老女・小山トミさんであることがわかったのは奇跡的でした。まさに、『もっと知りたい 池田亀鑑と「源氏物語」第2集』の刊行直前であり、最終校正でこのことを書き加えることができたのですから。

 その小山さんのお孫さんである武井絢子さんに、今日はいろいろなお話を聞くことができました。
 武井さんを探し出された、学習院大学史料館の吉廣さやかさんも同席。さらに嬉しいことに、そのような導きをしていただいた永井和子先生も、わざわざお出でくださいました。ありがたいことです。

 とにかく、私にとってはまったく知りようもなかったことが、目の前で語られて行きます。

 武井さんは昭和7年生まれなので、戦前から戦後にかけての話が中心です。私は、にわか仕込みの歴史の知識で、話についていくために頭の中はフル回転です。

 あらかじめ、武井さんから2冊の回想録と資料をいただいていました。
 
 
 
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 これがまた興味深い本でした。
 『昭和を生きて』は、学習院女子部の同窓会で常磐会第63回(思苑会)のみなさんによる、昭和を書き残すための文集です。平成19年1月に刊行されました。

 最初は、「まえがき」をはじめとする武井さんが書かれた3編の文とイラストだけを拝見するつもりでした。ところが、その内容がおもしろいのです。そこでついつい、70名もの方々の文章も読まされてしまいました。戦時中の疎開の話など、貴重な生活史が綴られています。
 さらに、喜寿記念文集として出された続編の『だんわしつ』(平成22年12月)も、興味のおもむくままに読んでいました。

 そんなことがあっての、今日のお話です。いろいろと繋がることが多くて、次々に出てくる話に惹き付けられました。

 私の中でじっくりと温めながら、折々に整理して語り継ぎたいと思います。

 史料館を出ると、あたりは木立の中に点在する街灯に照らされていました。
 時の流れが今にリセットされ、秋を感じさせる風が肌に感じられるようになりました。
 不思議な体験と興味深い会話の中に身を置けたことにあらためて感謝しながら、武井さんと永井先生ともども、3人で目白駅に向かいました。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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