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2013年11月30日 (土)

自分の成長が実感できる国際日本文学研究集会

 今年の「第37回 国際日本文学研究集会」も、多くの参加者を集めて、充実した研究発表と質疑応答がなされました。
 日頃は考えないテーマを、しかも海外という視点からの内容は、非常に刺激的です。
 ひたすら、教えられことばかりの展開に身を置きます。それが、少しでも理解できると、心地よい充足感を味わえます。

 今日は、パトリック・シュウェマー氏の〈有馬晴信のキリシタン語り物「日本に奇跡的に現れた十字架の事—イエズス会日本文学運動の研究序説—」〉が、私にとっては一番刺激的な発表でした。
 これまで、まったく知らなかったことが突然目の前で語られ、その一部でもあれ理解できたことは、何と言っても収穫です。

 過日スペインへ行き、支倉常長を通して宣教師や洗礼ということに興味をもっていたこともあります。江戸時代の日本のありようや、日本人の海外へのまなざしに、新鮮な気持ちを抱かされるようになりました。
 これまで、平安時代という限定された空間や時間の中で、日本の文学を考えていました。しかし、それが今は、目が国外に及び、文学の時間軸での流れも、平安時代から江戸時代にまで及ぶようになったのです。遅まきながらも、自分が少しずつ成長していることが実感できる集会でした。

 昨日記したように、『源氏物語』の翻訳本は、こんな感じで並べてみました。

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 今回は表紙を見てもらうだけでした。しかし、これだけでもおもしろさが伝わったようで、興味深い書籍を見せてもらったと、好意的な反応が多かったように思います。

 さて、明日は今日以上に楽しみな内容が並んでいます。
 特に、シンポジウムは、その展開が楽しみです。
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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