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2014年4月27日 (日)

難波八坂神社の綱引き神事

 大阪なんばの西にある、難波八坂神社へ行きました。

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 境内には大きな獅子頭の舞台が存在感を示しています。

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 今日は、香道の大枝流芳が「郷里」の「綱引き」と言っているところから、その出自を求めて綱引き神事に関連する神社の探訪です。1730年頃の調査の一環です。
 この難波八坂神社は、綱引き神事でよく知られています。

 お忙しい中を大石勝利禰宜は、資料をもとにして丁寧な説明をしてくださいました。
 この地域は空襲などですべての資料は焼けてしまい、今は何も残っていないそうです。
 しかし、他の社寺に残る資料から、この難波八坂神社のことが少なからずわかっています。興味深いお話を、いろいろと伺うことができました。

 また、大阪天満宮の岸本政夫禰宜にわざわざ電話をしてくださり、ご教示いただけるように仲介の労をとってくださいました。ありがたいことです。

 帰りに、綱引き神事で使う今年のオロチを見せていただきました。年末にこの綱を燃やして灰にし、また新たに来年の神事に使うオロチを作るそうです。

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 今日の調査でわかったことなども、後日、武居さんが考察を加え、論文の形で発表されるので、詳細はそれに譲ります。

 この神社は、今から30年ほど前、私が大阪の高校で教員をしていた頃、通勤時に自転車で通っていた一帯にあります。

 当時は今回のような問題意識がなかったこともあり、何気なく通り過ぎていたのです。
 こうした機会に訪問し、詳しい説明を伺うことができたことは幸いでした。

 また、綱引き神事のオロチは、ご祭神の素戔嗚尊と共に、私が生まれ育った島根県出雲市に縁の深い伝承にまつわるものです。毎年1月第3日曜日に行われている難波八坂神社の綱引神事は、御祭神である素盞鳴尊が八岐大蛇を退治した故事にまつわるものです。これは、『摂津名所図絵』などでも確認できる、古いお祭りなのです。
 個人的なこととのつながりとはいいながら、自分と関係のある話は身を乗り出すようにして聴いてしまいます。

 今日も、収穫の多い調査となりました。
 武居さんの今後の報告が、ますます楽しみになりました。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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