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2014年5月19日 (月)

京洛逍遥(319)「いずれがあやめかきつばた」

 先週末の京洛は好天に恵まれ、暖かな初夏でした。清々しい気分で散策をしました。

 日曜日の河原では、「YMCAインターナショナルチャリティーラン」という、規模の大きなマラソン大会をやっていました。


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 自動車も信号もない平坦な遊歩道なので、賀茂川の河畔はまさにランニングには格好のコースとなります。しかも、折り返す場所が橋になるので、長距離ならもう一つ先の橋にすればいいので、走る距離は伸縮自在です。さらには、賀茂川を上るも下るも可能なので、南北のコースが自由に組めます。
 京都駅伝の頃には、全国各地から集ったランナーがコンディションの調整を兼ねて、隊列を組んで走っておられます。

 ただし、自転車で移動するためにここを通る時には、ランナーをよけながら走ることになります。ランラーとの対面時にも追い越す時にも、何度か危ない思いをしました。特に、マラソンの後半で息苦しい状態の方とすれ違う時には要注意です。前からの対面はまだしも、後ろから追い越す時に、ユラリフラリと走路を蛇行されると接触しそうになるのです。

 自転車は車輌の一つです。しかし、のんびりとサイクリングも気持ちのいいものなので、極論に走ってこの河原から自転車を排除しようなどと言い出す方が現れないことを祈ります。そのためにも、一日も早く共存の道を探る必要があります。
 歩く人、走る人、そして自転車と、お互いが気持ちよく利用できる賀茂川の散策路となるように、今後とも知恵を出し合っていきたいものです。

 夕方の散歩中に、いつも渡る飛び石の「トントン」で「菖蒲 or 燕子花(杜若)」を見かけました。


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 尾形光琳の「燕子花図屏風」を思い出しました。ただし、あれは紫、これは黄です。
 『伊勢物語』の第9段で、昔男(在原業平)が「東下り」の途次、三河国八橋で「からころも〜」とカキツバタを歌に詠んだ折句のことも浮かびました。
 さらには、京名物ともいえる焼き菓子の「八ツ橋」までも頭をよぎります。
 つい、カキツバタに連想がいきます。
 近寄って見ると、こんな姿をしていました。


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 「いずれがあやめかきつばた」とも言われています。
 植物に詳しくないので、カキツバタ、アヤメ、ショウブの区別がつきません。しかし、根拠のないまま素人判断の直感ながら、これはカキツバタだと思いました。でも、黄色いカキツバタ(?)

 帰ってから調べてみると、どうやら「キショウブ」のようです。よくわからないので、漢字で「菖蒲」と書いて今はごまかしておきます。

 菖蒲の近くに鷺が舞い降りて来ました。トントンには仲睦まじい二人が楽しそうな話に夢中です。鷺は、菖蒲と二人を交互にチラチラと見ていました。


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 お二人が岸に上がられてから対岸に渡ると、まだ鷺はジッと菖蒲を見ています。手前には小さな鳥も来ました。護岸の上では、散策中の方もこの様子を見ながら通り過ぎて行かれます。


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 賀茂川の鷺ばかりを紹介しているようです。しかし、鷺だけではなく、時たま鵜もいます。
 久しぶりに黒鵜を見かけたので、大文字の如意ヶ岳を背景にした賀茂川の黒鵜にも登場してもらいましょう。


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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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