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2014年5月16日 (金)

NPO法人の書類を持って烏丸御池を走る

 NPO法人〈源氏物語電子資料館〉の法人市民税のことで、ひたすら走って走って、地下鉄烏丸御池駅の真上にある担当窓口に駆けつけました。なんとか間に合いました。そして、本法人関係者には朗報を伝えることができることとなりました。

 万博の年(1970年)に、ソルティー・シュガーの「走れコウタロー」がはやりました。
 あの歌そのままに、この痩せ細った身体に鞭打って、


〜ここでおまえが まけたなら おいらの生活 ままならぬ 走れ走れ コウタロー〜

という、運動会でいつも流れるコミックソングよろしく、空間移動を果たした甲斐があったのです。

 目指す先は、烏丸御池にある〈京都市行財政局税務部法人課法人市民税担当〉の窓口でした。
 過日、この窓口で説明を受けました。それは、京大病院の近くにある左京税務署で本会の法人税が免除されたのを受けて、法人市民税はどうするのか、ということでした。その時には、結局5万円を今月末までに支払うこととなりました。
 しかし、その後いろいろと調べているうちに、これも免除対象となることがわかりました。多分に私の勉強と認識の不足が原因です。

 そこで、再度その確認と相談に行ったのです。これは、法人として収益事業をするかどうかで決まるものだそうです。過日の説明では、事務所にかかるものだとのことだったので、京都市内に事務所を持つNPO法人としては当然支払うべきものだ、と判断していました。ただし、収益事業をしていない現状と実態から、設立時に提出していた内容の変更手続きなどをすることで、本年度は免除ということになりました。一安心です。職員の方の丁寧な説明と柔軟な対応に感謝します。

 2年目を迎えたNPO法人〈源氏物語電子資料館〉は、まだ十数人の正会員による会費だけで運営しています。そのため、こうした免除はありがたいものであることを、身に滲みて感じます。

 今は、写本を読んでいただいた方々に、僅かですが謝金をお支払いしています。
 この地球上に存在する『源氏物語』の写本すべてを翻字する、という目的を果たすためにも、みなさんの理解と協力を得ながら、前を向いてコツコツと歩んでいるところです。

 近年の傾向として、かなで書かれた写本が読める方が少なくなりました。その数の減少は顕著です。そこで、昨年10月に『ハーバード大学美術館蔵『源氏物語』「須磨」』(新典社、185頁、1600円+税)を刊行しました。
 さらに、今月末には、その続編となる『ハーバード大学美術館蔵『源氏物語』「蜻蛉」』(新典社、210頁、1800円+税)が書店に並びます。

 1人でも多くの方が写本を読めるように、この2冊の本が、かな文字を学ぶための入門のテキストになれば、と願っています。
 この世に存在するすべての『源氏物語』を翻字してデータベース化するためには、墨で書かれたかな文字が読める方々を確保する必要があります。そのための人材開発と育成に、このハーバード大学所蔵の古写本を有効に活用していくつもりです。

 まだ産声を上げたばかりのヒヨコ組織ではありますが、NPO法人〈源氏物語電子資料館〉は、こうした目標を実現するための仕組みを構築している段階です。
 その成果が示せるまで、今しばらく時間をいただきたいと思っています。
 そして、かな文字が読める方から「写本を読みますよ」という連絡を待っているところです。

 NPO法人〈源氏物語電子資料館〉については、積極的な宣伝・広報活動はしていません。
 「NPO法人〈源氏物語電子資料館〉のホームページ」は小まめに更新していますので、折々にのぞいて見てください。

 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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