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2014年9月14日 (日)

日南町散策と写本を木に彫る相談

 朝は寒さで目を覚ましました。
 山々はもう秋です。


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 いつも宿泊でお世話になっている「ふるさと日南邑」の玄関には、池田亀鑑の文章と写真が掲げられています。


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 これに加えて今回、新たに大きなパネルが、食堂の横に設置されました。


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 これには、池田亀鑑の随筆集『花を折る』から抜き出した、「鳥の雑炊」と「八岐大蛇」が書かれています。亀鑑の令息である研二先生が、一字一字を丁寧に書かれたものです。

 その左には、今年6月に行われた第3回池田亀鑑賞の授賞式後に、関係者一堂が旧石見東小学校に建つ池田亀鑑の記念碑前で撮った写真が配されました。

 左端には、浅川三郎氏の歌、
「たそがれに風にゆられて山百合の
   亀鑑(きかん)と巡る幻想の小径(みち)」
も添えてあります。

 浅川氏は、この「ふるさと日南邑」の指定管理者であり、林業関係の会社の社長をなさっています。日南町のさらなる興隆のために、積極的な支援をしておられるのです。

 このようにして、池田亀鑑の業績を顕彰し、日南町との絆を確認するものが着々と根を下ろしていきます。「ふるさと日南邑」にお越しになることがありましたら、これもぜひ忘れずにご覧ください。

 浅川氏と久代氏を交えて、昨日来提案している、目の不自由な方々と一緒にハーバード本『源氏物語』を読むための相談をしました。
 林業の町である日南町の特質が活かせることから、昨日使った「須磨」巻の第1丁表を15cm四方の板に彫ってみることになりました。そうしたことに特化した技能をお持ちの方がいらっしゃるとのことです。先ずは、最初の試作版を手にしてから、次を考えたいと思います。

 お昼は、120年前の古民家「清水屋」で出雲蕎麦をいただきました。
 囲炉裏には薪がはじけていました。


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 縁側でいただくのも一興です。


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 ただし、注文してから口にできるまで、時間が止まったかのように待たされます。
 これも、また一興。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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