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2014年9月16日 (火)

震度5の地震にも動じない電車と乗客

 通勤途中に、中央線の駅で大きな地震にあいました。
 ちょうど駅に止まり、ドアが開いた時でした。
 座っていた座席がユサユサと揺れ、やがてガタガタと車輌がきしみ出しました。

 重たい荷物を大量に積み込んだのかと思われるほどに、尋常の揺れではありません。
 すぐに、地震であることに気付きました。
 何が起きたのかわからないままに、このまま車内に留まるべきか、ホームに出るべきか、周りを見渡しました。

 満員ではなかったので、大勢が大混乱に、ということはありません。
 皆さん冷静で、ホームに出たのは私を含めて数人です。
 みなさんは、車内で本を読んだり居眠りをしておられます。
 私は、高架に止まっている車輌が地上に落下するのではないかと思い、その怖さからホームに出たのです。

 ホームでは、屋根や照明器具や看板が大揺れです。
 数分でその揺れは止まりました。
 しかし、揺れに身を任せている時間を長く感じました。

 車内放送では、揺れが止まり次第に発車しますので車内でお待ちください、とのアナウンスを流していました。
 架線が大きく左右上下に揺れているのに、それを見ながら車内に戻るのは勇気が要りました。

 そして、すぐに何事もなかったかのように出発しました。
 この地震についての車内放送を待ちました。
 しかし、何もアナウンスはありません。
 線路の異常を確認しなくてもいいのだろうか、と走る電車に乗りながらも不安になりました。
 急ブレーキをかけて横転、ということのないように祈りました。

 この中央線は、人身事故がよくあります。
 よく止まります。
 それなのに、今日に限っては、揺れがなくなったらすぐに発車です。

 三鷹駅に着いたとき、後から来た特別快速電車に乗り換えました。
 少しでも早く、目的地である立川駅へ行くためです。

 乗り換えた快速電車は、中野駅の直前を走行中に地震にあったはずです。
 そんな電車に乗っているのに、三鷹駅から立川駅に着くまでに、地震に関するアナウンスは何もありませんでした。
 この電車も、何事もなかったかのようにつっ走ります。
 立川駅に降り立っても、駅では何のアナウンスもありません。

 先程の地震は勘違いだったのか?
 夢を見ていたのだろうか? 
 他の乗客が平然としているのはなぜなのか?

 いつも通りに駅を出て、いつも通りに職場に向かいました。
 人ごみを掻き分けて歩いていても、地震があった気配は微塵も感じられません。
 不思議なできごとでした。
 それでいて、後でニュースを確認したところ、「関東の震度5弱」「震源は茨城県南部」とのことです。

 さらに、帰りには立川駅を発着する青梅線が、線路に人が立ち入ったとのことで、運転を長時間見合わせているところでした。

 片道2時間弱の通勤には、いろいろなことがあります。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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