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2014年10月11日 (土)

日本盲教育史研究会に参加して(その1/3)

 今日は早朝より、筑波大学東京キャンパス文京校舎で開催された、日本盲教育史研究会に参加してきました。


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 この日本盲教育史研究会は創立から3年目を迎え、会員160名を有する研究会に成長しつつあります。今日の参加者は70人近くになっていました。
 事務局を担当され、実質的にこの研究会を運営しておられる岸博実先生のご努力には敬服しています。
 岸先生とのことについては、以下のブログを参照してください。

【8-情報化社会】「京都府立盲学校の資料室(その1)」(2014年08月04日)

【8-情報化社会】「京都府立盲学校の資料室(その2)」(2014年08月05日)

 新たに会員となり、10時30分からの第3回総会に出席しました。会の運営については、学ぶべきことがたくさんありました。


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 続いて、公募報告に移りました。

 トップバッターは、立命館大学産業社会学部3年の山岸蒼太さんの、「視覚障害者の当事者運動史─全点協運動を中心に」と題する研究報告でした。全点協運動など、初めて聞く内容に、興味深く聞き入りました。盲学校の外からの視点として、大切な研究です。

 2番手は、「筑波大学附属視覚特別支援学校資料室蔵『点字尋常小学読本』の書誌について」と題して国学院大学特別研究員の中野真樹さんの発表です。資料を基にした実証的な研究で好感を持ちました。
 レジメには「日本語学文字・表記研究分野において、日本語点字資料を研究対象とする必要があり」とあります。私の問題意識と共通することを知りました。日本語学からの切り込みに、これからますます期待したいと思います。
 この後で、私が現在検討している『源氏物語』の写本を触常者が読めるようになるための実験的な研究に、中野さんも参加していただくことになりました。いい方との出会いの場ともなりました。

 3人目の群馬県立盲学校教諭の香取俊光さんは、「歴史に消えた先駆的な盲学校─仏眼協会盲学校─」と題する報告でした。近代以降の女性による医療の歴史の一端にまで言及されたので、私の問題意識と通底するものを感じました。

 発表の後にまとめて質疑応答がありました。盲教育において、東京と京都のこれまでの動向を整理し、このように連携して進んでいく大切さを実感しました。

(明日に続く)
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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