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2014年11月 5日 (水)

『月刊 視覚障害 11月号』に紹介された広瀬さんと私

 視覚障害者支援総合センターの星野敏康氏が、『月刊 視覚障害 —その研究と情報—』(2014年11月、No.318)に執筆された記事を紹介します。

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 星野氏とは、10月11日に開催された日本盲教育史研究会の懇親会で初めてお目にかかりました。
 今回「特集…盲教育史の拡充と深化へ 内容豊富の研究会」と題して執筆された記事は、当日の研究会の様子を非常によく再現したものとなっています。

 当日のことは、私なりの視点で以下の報告をしました。しかし、所詮はこのテーマに取り掛かったばかりの新参者がまとめたものです。
 その意味でも、ご専門の星野氏がまとめられたものには遠く及びません。

「日本盲教育史研究会に参加して(その1/3)」(2014年10月11日)

「日本盲教育史研究会に参加して(その2/3)」(2014年10月12日)

「日本盲教育史研究会に参加して(その3/3)」(2014年10月13日)

 あらためて、星野氏の記事のご一読をお薦めします。
 こうした記事は、当日参加できなかった方に留まらず、参加した私にもその日の内容を再確認する意味で、有益な情報であり記録となります。

 その記事の中で、中盤に広瀬浩二郎さんの講演の詳細な紹介が、「触常者と見常者」という小見出しでまとめてあります。
 さらにはその末尾で、広瀬さんの講演の最後に飛び入りで私が喋ったことも、的確に紹介してくださっています。

 これから私が取り組もうとしていることを、専門家の目で客観的にまとめていただいているので、以下に引用させていただきます。
 


 自身の講演の後には、国文学研究資料館教授の伊藤鉄也氏を紹介。伊藤氏は国文学、特に『源氏物語』が専門で、視覚障害者にも変体仮名を読んでほしいとのアイディアを披露した。変体仮名は、ほとんどの日本人が読めなくなってしまっているが、それなら視覚障害者も晴眼者も条件は同じではないかというのが伊藤氏の発想だ。国文研は現在30万点にも及ぶ古典籍のマイクロフィルムや画像データベースを収集・保存しているが、視覚障害者には全く活用されていない。膨大な資料を点字化するのは現実的ではないし、また変体仮名の特徴である異体字などは、現在の点字の体系では表現できないからだ。まだスタートしたばかりのプロジェクトで、変体仮名の触読までには乗り越えるべき障壁も少なくないが、来場者の注目も高く、広瀬氏も「次の記念講演のテーマが決まりましたね」と後押しをした。

 
 このプロジェクトについては、これから機会を得て実際に活動を始める予定です。
 本ブログでも、視覚障害者に関する話を記事にすることが多くなると思います。
 それは、新たにこうしたテーマに取り組み出したからです。
 さまざまな分野の方からのご教示をいただきながら、自分なりのテーマの設定を実現すべく、手探り状態ながらも前に進んで行きたいと思っています。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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