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2014年11月24日 (月)

文学フリマに行き若者たちを頼もしく思う

 「第19回 文学フリマ」に行ってきました。
 入口で、こんな冊子をもらいました。

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 今回のイベントの概要は、「文学フリマWebカタログ+エントリー」をご覧ください。

 「参加サークルの詳細な情報」も確認できます。

 とにくか、純文学と言われる小説での参加サークルの多さに圧倒されます。

 日本の大学から文学部がどんどん消えていき、文科系に国の予算も付かなくなり、しかも文学書が売れない、と言われて久しい昨今。
 ところが、想像を絶するほどの盛況を見せる文学のイベントが開催されていたのです。

 会場は、東京モノレールで「流通センター駅」徒歩1分の、東京流通センター第二展示場。


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 参加サークルは700以上。


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 1階も2階も、作品を並べる出店が所狭しとひしめき合っています。
 本や冊子の表紙はアニメ調が大半です。しかし、中は文字で綴られた文章で構成されています。ライトノベルとも違うようです。
 つまり、大半が純文学を指向する傾向が顕著です。

 若者たちには、文字で表現するパワーが漲っています。これだけの力を、結集しない手はありません。これからの文学のありようを考える上で、無視のできない流れを感じました。一口にポップカルチャーの流れという一語で済ませられないのです。

 出店されている作品は、だいたい一部300円ほどです。
 見本誌もずらりと並んでいます。


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 ただし、私が買って読もうと思った作品はありませんでした。

 男色や熟女の出店が3つほどありました。周りが、純文学を目指す若者の熱気と爽やかさに満ちていたので、その影は薄かったという印象です。

 純文学と言っても、その表紙のほとんどがアニメ風です。しかし、その中に書かれている文章は、表紙とは異なる真摯な若者の思索の痕が見られる言葉が印刷されています。

 文字を読むだけではなくて、耳で聞く文学はないかと見回したところ、2店ほど目に入りました。

 また、評論の部には、福永武彦研究会や日本ジュール・ヴェルヌ研究会などなど、硬派もありました。

 今後の予定は次のようになっています。
 来年も楽しみにして、さらに多くの雑誌や冊子を手にしたいと思います。

【4/19 第一回文学フリマ金沢】
【5/4 第二十回文学フリマ東京】
【9/20 第三回文学フリマ大阪】
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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