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2014年11月 6日 (木)

千代田図書館で古書目録の調査を続ける

 早朝より立川で仕事をし、午後は九段下の千代田図書館へ目録の調査に行きました。

 今日は、弘文荘の反町茂雄さんが関わっている古書目録を中心に見ました。『源氏物語』をはじめとして、多くのすばらしい古典籍が掲載されています。重要文化財や重要美術品になっている古典籍が、昭和20年代後半にたくさん市場に流れていたことがわかりました。

 特に目を引いたのは、天理図書館に現蔵の鎌倉時代中期書写『耕雲本源氏物語』(薄雲・朝顔)が、写真2葉とともに掲載されていたことです。


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 その説明文には、次のようにあります。

薄雲・朝顔の二巻データ、紙数七十枚の厚冊。為氏と伝ふる鎌倉中期の古写本に、南北朝時代の源氏研究家として有名な花山院長親(号耕雲)が自ら校合を加へ、異同を詳細に書入る。巻末に耕雲自筆の和歌一首と自署花押がある。本文は所謂古本の系統で、流布本とは異同が多い。原装上本、二重箱入。(即売会『新興古書大即売展出品略目』、会場・東京古書会館、1954.12)

 なお、別の『新興古書大即売展出品略目』(即売会、会場・東京古書会館、1959.12)には、次の記載がありました。

源語拾玉 きりつぼより松風迄 室町期写 一冊 3,500

 『源語拾玉』という本のことは、今わたしにはわかりません。慈円の家集である『拾玉集』しか思い浮かびません。『源氏物語』関係の本の別名なのでしょうか。

 同じように、「源氏かなつかひ、伊呂波分、能筆写 二」(即売会『新興古書大即売展出品略目』、会場・東京古書会館、1954.12)と「源氏物語はらはぬ塵 本多忠憲著/上写本、未刊本 四」(同)とある本も不明です。

 こうした本について、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけると幸いです。

 そして、この目録調査に参加してくださいる方を求めています。
 まだ、書庫にある目録の100分の1も終わっていません。私には山をも移す作業なので、若者に引き継ぎたいと思っています。
 興味のある方は、1度ご一緒しませんか。
 今日は、若い仲間が一人参加しました。いろいろと貴重な収穫があったようです。このことは、また別の機会に報告します。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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