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2014年12月30日 (火)

歳末に河内高安の里へ墓参

 今日は風が少し温く感じられる歳末となりました。
 鷺と鴨も、ゆったりと賀茂川で年の瀬を迎えています。


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 今年の夏も如意ヶ岳の送り火で賑わった大文字は、人に気付かれまいとするかのように、静かに新年を迎えようとしています。


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 京阪の出町柳駅から大阪京橋駅と鶴橋駅、そして河内山本駅と乗り継いで、我が家のお墓がある終点の信貴山口駅に着きました。2時間の小旅行です。


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 お墓をきれいにし、お花とお菓子をお供えしました。
 少し曇っていたこともあり、眼下には淡路島や四国を望むことはできませんでした。
 手前に、私が通った南高安小学校と南高安中学校の跡地が見えます。


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 帰りの鶴橋駅前で、いつものように回転寿司をいただきました。ここは、ボリューム満点の海鮮サラダがあるので気に入っています。


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 ほとんどのお寿司屋さんでは、サラダを置いていません。しかし、お寿司の健全な発展の観点からも、ぜひサラダを置いてほしいものです。お店でサラダのことを聞くと、小馬鹿にした対応をされる寿司屋さんが大半です。しかし、いずれその勘違いに気付かれると思います。
 お寿司屋さん、一日も早く気付いてください。もし意地でも置かないというのであれば、野菜を取り入れたお寿司を何か一つは考えて用意しておくべきです。

 日本のお寿司は、日本固有の文化を体現するものということに拘った頑固さと、食通を自認する人が回転寿司を極端に軽蔑した結果、世界的に寿司文化から取り残されてしまいました。日本でのお寿司は、ガラパゴス化し、世界的には孤立しています。微かに、プライドだけで和食という看板にしがみついています。痩せ我慢はもういいと、私は思っています。

 サラダについては、日本でお寿司が生き残りるためにも、ぜひとも意識して置くようにしてほしいものです。いつもの持論ですみません。

 帰りの京橋駅の広告で、「あびこ観音」への初詣の看板をみかけました。
 ここに「あびこ」という平仮名が書かれています。この「び」の字母は何でしょうか。


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 私は、変体仮名の翻字の説明をする時に、「ひ」の字母について、1つの点で始まったら「比」、2つの点で始まったら「飛」が字母である可能性が高い、と言います。
 そう思って見ると、この「あびこ」の「ひ」は、2点ではじまると見られるので、この「ひ」の字母は「飛」かと思われます。しかし、中盤からこの字母は「比」となっています。

 もちろん、平仮名の字母を特定できない字体は多いので、これも芸術的に字母の混在を意識したものだとか、無意識にこうなったとも言えるのかもしれません。しかし、この「あびこ」の「ひ」を、私は悩ましく見てしまいました。それだけ、平仮名の字母など関係ない、「ひ」という音さえ伝わればいいということなのでしょう。

 明治33年に、平仮名は1文字に限定して国民に強制し統制されてきました。その日本語の歴史の中を生きる現代人にとって、今の1字1音で不便は感じていないと思われます。しかし、まだこの平仮名は、たかだか100年ほどの歴史しかないものです。
 将来、子孫に矛盾の多い平仮名を使って何とも思わなかったことを笑われないように、それなりの理論武装をしておく必要を痛感するようになりました。
 これは、明治33年に平仮名から外された変体仮名のありように関する問題です。この1字に統制された背景については、今後とも調べていきたいと思っています。

 帰りに、賀茂川と高野川の合流地点である出町柳で、北山を遠望しました。正面の三角州の向こうには糺ノ森が広がり、その奥に下鴨神社があります。
 今年も、元日の初詣は下鴨神社にお参りする予定です。


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 お節料理の買い物は、鯖街道の終点である出町の桝形商店街でしました。
 花屋さんの軒先に、今日行った高安から信貴山を越えた大和平群の菊が積まれていました。
 北の若狭ではなくて、南の大和から運ばれてきた菊なのです。
 高安も平群も、私が長く住んだところなので、これも縁だと思い写真に収めました。


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 今年もあと1日となりました。
 息子がお節料理を作る手伝いに来てくれました。
 慌ただしく今年も暮れていきます。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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