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2015年1月12日 (月)

観音崎灯台で『球形の荒野』を想う

 連休はほとんどの予定が、突然の歯痛のためにふっ飛んでしまいました。
 唯一出かけたのは、三浦半島にある観音崎。
 浦賀駅からバスで行きました。


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 バスで鴨居港を通過する際、車窓から「どんど焼き」という小正月の無病息災を祈る、火祭りの行事をみかけました。


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 私が生まれた出雲地方では「とんどさん」と言っていました。平安時代には宮中で「左義長(三毬杖)」という行事を、正月15日にやっていたとか。調べるとおもしろいことがわかりそうです。

 雲一つない空の下、観音崎の対岸には千葉の浦々が望めて、気持ちのいいところでした。
 東京湾を隔てて房総半島まで、たった7キロしかないそうです。


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 ちょうど、水仙が見ごろでした。


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 レストランも本格的です。観光地と思って入ったのに、うれしい誤算のおいしい料理をいただくことになりました。お店の方も感じのいい方たちだったので、房総半島と太平洋を見ながら気持ちよく食事をしました。


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 その後庭から岸壁を見下ろしながら、松本清張の『球形の荒野』(監督・貞永方久、1975年、松竹)が撮影された場所を想像しました。
 芦田伸介(野上顕一郎)が島田陽子(野上久美子)と一緒に、この観音崎の岩場で「七つの子」を歌うラストシーンが印象的な映画です。
 しかし、この日は上空をトンビの大群が飛び回っていて、不気味さ混じりで身を竦めながら、レストランの庭を歩くことになりました。


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 私が好きなこの映画『球形の荒野』について書いた過去のブログには、次のものがあります。

「テレビドラマ『球形の荒野』は「後編」に期待」(2010/11/27)

「テレビドラマ『球形の荒野』(後編)を観て」(2010/11/28)

「【復元】初夏の散策(9)萬葉の白毫寺」(2011/9/20)

 少し山登りをして、観音崎灯台に行きました。その道中では、自然の雄大さを感じられる石に圧倒されます。


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 観音崎灯台では、受付の方が親切にな説明をしてくださいました。


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 高所恐怖症の私は、灯台の上へは恐る恐る登り、狭い展望デッキの壁にへばり付いて半周だけして、すぐに降りました。

 目の前の浦賀水道を眺めていると、今日は対岸に東京スカイツリーが見えると、先ほどの受け付けの方が教えてくださいました。しかし、私にはよく確認できませんでした。
 今、写真を拡大して見ると、煙突から煙が上がっている右横に、確かに見えます。


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 ペリーの黒船来航のことや、坂本龍馬がここを通ったとかいう話を思い出しながら、しばし日常を忘れる静かな時間を持つことができました。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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