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2015年1月20日 (火)

抱え込んでいた疲れが弱い所に出た?

 今、7種類もの薬を飲んでいます。
 消化管と血糖値と副鼻腔に関係する薬です。
 私が一番弱点とするところを、これで治癒しようという対処策です。

 食事に気をつけているので、というよりも妻の配慮があるために、体調としては良好です。しかし、体調を気づかっているようでいて、その実、自覚に欠けるせいもあり、元気ではあっても何かと無理をしていることは明らかな日々に違いありません。

 食事中に突然食べ物が喉を通らなくなったり、寝起きの逆流性食道炎はよくあることです。
 主治医によると、これは消化管を全部摘出したのだから、どうしようもないことなのだそうです。
 それに慣れるしかないようです。

 そんな私の周辺では、インフルエンザに罹った、罹っている、という方が何人かおられます。
 いろいろな病気を患う私であっても、このインフルエンザだけは経験がありません。幸運と言うべきなのでしょう。

 2週間前に、遅ればせながら、念のためにインフルエンザの予防接種を受けました。自分のためというよりも、他人に迷惑をかけないためです。

 その際、鼻がグスグスしていたので、吸引と吸入をし、抗生物質をもらいました。
 ところが、その後に意外な展開が待っていたことは、「江戸漫歩(94)歯の激痛を堪えながら有楽町と明石町へ」(2015年01月11日)に記した通りです。

 先週末に京都に帰ると、すぐに烏丸御池の歯医者さんの所へ行き、東京での顛末を伝えました。

 いろいろと調べてもらった結果、やはり歯はどこも悪いところはないそうです。レントゲンを見ながら、副鼻腔に溜まった液体が今回の原因と思われるとのことでした。すぐに耳鼻咽喉科へ行くことを勧められました。

 近くの医院を紹介できるとのことでした。しかし、京都だとこまめに通院できません。
 先日、インフルエンザの予防接種を受けたのが宿舎に近い佃島にある耳鼻咽喉科だったので、翌日すぐに上京して診てもらいました。

 案の定、副鼻腔炎でした。
 もう27年前のことになります。大阪赤十字病院で副鼻腔の大手術をしました。『データベース・平安朝日記文学資料集 第一巻 和泉式部日記』(同朋舎)は、この入院中に仕上げた仕事です。ベッドの上で、表紙や本のカバーのデザインを考えました。
 私の最初の研究書である『源氏物語受容論序説 —別本・古注釈・折口信夫—』(桜楓社)の索引も、この病院のベッドで作成しました。
 そして、入院中に伊井春樹先生から『源氏物語別本集成(全15巻)』の刊行直前ということもあり、何度か打ち合わせの電話がありました。まだ携帯電話などない時代です。先生からかかってきた電話を、看護婦さんたちの部屋(今で言うナースセンター)で受け、薄暗い廊下で受話器のコードを目一杯に引っぱってお話をした記憶が懐かしく蘇ります。
 あの大手術は、私にとっては充実した日々の中での出来事だったのです。

 毎年、春先になると、風邪に似た症状に見舞われます。内科に行くと、花粉症の季節ということもあり、鼻の対処療法を受けてきました。しかし、どうやらその根源には副鼻腔のトラブルが伏流していたのです。
 何となく、予感はありました。しかし、いつかまた、ということで、本格的な対処は考えないようにしていたところがあります。

 体質的に、身体の不調は大事に大事に抱え込んでいるようです。
 そんなことを繰り返して何十年も来たので、副鼻腔もそろそろ悲鳴を上げはじめたようです。

 今回も大事に至る前に、自分の身体をごまかさない対処をして、しっかりと治したいと思っています。
 これまでも、早め早めの対処で生き延びてきたのですから。
 家族からは、病院大好き人間、と言われています。
 何か身体に変調があると、すぐに病院へ行くからです。
 「病院は私にとってのオアシスです」と言うと、また家族から「いってらっしゃい」と言われそうです。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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