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2015年3月23日 (月)

再録(19-2)またMV社のこと(1998.10.01)

 この記事は、昨日の「再録(19-1)不可解なMVという会社(1997.3.28)」(2015年03月22日)のつづきです。

 17年前にこんなことがありました、という過去の記事を記録として保存していく連載ものなので、今は適当に読み流しておいてください。

 この一連の「再録」は、〈大和まほろば発 へぐり通信〉の【ハイテク問はず語り】というコーナーから発信していた情報群の一部です。

 ここでは、再録(19-1~4)として、MV社に関連する記事を集めてみました。

 なお、この記事を公開した時のインターネット活用のためのハード&ソフトは、過日の記事「再録(17)17年前の「私のコンピュータ経験と通信環境」」(2015年02月15日)から2ヶ月後ということもあり、次のようにさらなる進化を遂げています。
 当時は、とにかく秒針分歩の勢いでコンピュータが進化し、目まぐるしくハード&ソフトと通信環境が変転する時代でした。

●CPU:APPLE-PPC-7600 → APPLE-PowerPC G3(300Mz)
●OS:MacOS-8.0 → MacOS-8.5.1
●メモリ:160M → 320M
●HD:6G(内蔵)+4G(外付)→ 6G(内蔵)+12.7G(内蔵)

 それから17年経過した現在、私は次のようなスペックのノートパソコンを日常的に使っています。
 単位が「メガ」から「ギガ」へ、さらには「テラ」へと進化しています。このことには、目を疑うほどの環境の変化の中に身を置いている、といえます。

●CPU:MacBook Pro-Intel Core i7 (2.6 GHz)
●OS:MacOS X 10.10.2 (Yosemite)
●メモリ:16GB
●HD:SSD-1TB

 そろそろ、発想を転換した情報文具が現れてもいい頃です。
 来月発売されるウェラブルコンピュティングの一翼を担うはずの「アップルウォッチ」は、その先蹤となりそうです。

 クラウドがさらに進化し、テレビがこれまでの役割を終えて変身し、家電や自動車が自動化から手動化し、日常生活では喫茶店を始めとする飲食店や、文化施設としての映画館や図書館が、さらには学校がその役割を多様化させて行くことでしょう。

 高齢化社会では、スピードを競うシステムは適合しないと思います。
 自動化は、人にもの足らなさを感じさせます。
 我が家では、洗濯機を二層式に変えました。
 手動による感触は、生きていく上で大事な感覚を目覚めさせます。
 目で見る、耳で聞く、鼻で嗅ぐ、舌で味わう等々。
 その意味では、今のままでは、ネットショッピングや電子書籍には、未来がないと私は見ています。手触りが、目を瞑った時の感触が大事だと思うからです。

 物事の速度をゆっくりと落として、さまざまなことを手動化していかないと、人々は息苦しく感じると共に、満足した日々を送れないと思います。

 妄言多謝
 
 
 
----------------- 以下、再録掲載 ---------------------
 
〔またMV社のこと〈1998.10.01〉〕
 
 昨春、本【ハイテク問はず語り】の「2年目」の記事として、「不可解なMV社という会社(1997.3.28)」を掲載しました。そのMV社に関して、また不愉快な思いをしています。
 今度は、ソフトウェアではなくて、ハードウェアでの話です。

 現在わたしは、Macintoshの7600/200というパソコンを主に活用しています。ただし、8100/80AVという初代のパワーマッキントッシュも、現役で併用しています。その初代パワーマック8100を最新のG3マシンにするボードが開発されました。この夏にも店頭に並ぶはずが、どの店も入荷未定のためということで、予約の受付もしてくれませんでした。そのボードを、たまたま足を向けた大阪日本橋の「OAシステムプラザ」という店で見かけました。

 店頭にあったのは、CPUクロックが215MHzのものでした。8100をG3化するボードは、もう一種類、他社から発表されていますが、私はこのアメリカのニューワーテクノロジー社のボードをねらっていました。ただし、このボードの日本での発売元が、あのMV社であったために、過去の無責任で不愉快な対応にいやな思いをさせられていたので、積極的に購入するための手は打っていませんでした。
 実は、他の会社が扱ってくれたらと、密かに期待しながら待っていたのです。しかし、目の前にボードがあると、それも、他のどの店にも入荷していないボードを手にして、すぐに購入を決意しました。新たにG3マシンを買う気はなく、初代パワーマック8100を生き返らせたかったからです。
 私の8100は、その「OAシステムプラザ」で購入したものだったことも、一つの縁だと思われました。私のMacintoshの師である中村氏と一緒に購入したものだけに、愛着も思い入れも満杯のパソコンなのです。ただし、1994年4月に購入したものは「Quadra840AV」というものであり、その後、1995年1月にロジックボードをアップグレードして「8100/80AV」に格上げしました。最初からアップグレードを前提にして購入したものでした。

 とにかく、ここで買わない手はないと意を決しました。ただし、本当に欲しかったのは、もう一つグレードの高いCPUクロックが250MHzのものだったので、店員さんにそのことを尋ねると、念のために倉庫を探してくれて、ちょうど一つあったとのこと。
 出来過ぎた話のようですが、ラッキーなときはこんなものなので、「MAXpower G3 PDS 7100/8100 240/1M/160」というボードをすぐに貰いました。税込みで125,790円でした。ついでに、娘が使っている初代6100/66用のG3ボードを調べて貰ったのですが、これは入荷が未定とのことでした。

 さて、このボードを8100に取り付けるにあたって、とんでもないことがありました。
 説明書通りに作業を進めると、どうしてもボードに取り付けられている金具を半田で溶かして外すか、無理矢理力ずくで折り取って外すことになります。迷ったのですが、説明書通りに進めるために、それも熱を加えないためにも、ペンチで金具を切り取りました。そして、取り付けが終わってパソコンに電源を入れると、起動途中でストップします。

 後でわかったのですが、これはマニュアルの不備と説明不足のためであり、金具を外す必要はなかったとのことです。これは、MV社にいろいろな不具合を問い合わせている中でわかったことです。それがわかっているなら、なんとかその旨を商品に添付するか、ケースに注意書きを貼っておいてほしいものです。あの会社に誠意を感じないのは、こんなことがあるからです。

 電話での話では、金具を取り外したところを、絶縁テープを使って接触を防ぐとよいとのこと。その処置を施すとパソコンが起動するようになりました。すぐに対処方法を教えて貰えたということは、そのような事例が多くあるということなのでしょう。
 それはうまくいきました。ところが次に、起動したパソコンが不安定なのです。少し操作をすると、すぐに画面がフリーズするのです。後はウンともスンとも言わないので、背面のボタンを押して電源を切るしかなくなります。

 起きた症状は、以下のようなものです。


1-エクセル98は、起動途中でキャンセルされる。
 再度実行すると、日本語機能が働かなくなり、表示がすべて文字化けする

2-イーサーネットで他の機種とデータ転送をしている途中で、突然接続が切断される。

3-ウィンドウを開いてスクロールバーを操作中、数回スクロールさせると画面がフリーズする。
 リセットもできなくなり、やむをえず本体背面のボタンで電源を落とすことになる。

4-ソフトのインストール中にフリーズし、インストールできた分としてのファイルの断片がハードディスクに残る。

5-ダイアログウインドウ内で、ファイルやフォルダを選択中に、突然フリーズする。

6-アップルメニューを開いている内にフリーズする。

7-ファインダー上でファイルをコピーなどしているときに、ファイルをドラッグしてウインドウから引き出した瞬間にフリーズする。

8-コンフリクトを障害の原因と思い詰めていたために、コンフリクトキャッチャーで調べたりもしました。
 しかし、これもフリーズを繰り返すために、うまく検査できませんでした。

 MV社に電話をして、またまた、上記の症状を説明しようとすると、すぐに「8100/80AV」で使っているなら、すぐにそのボードを送り返してくれたら、不具合が起こらないようにして送り返してくれるとのこと。
 これまた素早い回答だったので、このような苦情がたくさんあったのでしょう。明日、早速送ることにします。着払いで送っていいかと確認すると、不明朗ながら「OK」とのことでした。
 また、21インチと17インチのモニタを二台接続して使用しているため、Radiusの「Precision Color」も使えるようにして貰いたいという希望も添えました。

 さて、後日戻ってくるボードは、うまく動くものになっているのでしょうか。結果が楽しみです。

 パソコン関連機器に関して、これまでに私がメーカーに商品を返送などしてまともなものに取り替えてもらったものを、思いつくままに列記しておきましょう。


 ○NECのPC-386マシン用内蔵3.5インチドライブ。親切でした。

 ○八戸ファームウェアのエプソンPC-386マシン用のFM音源ボックス。誠意を感じました。

 ○エレコムのハードディスク。この対応は失礼千万でした。

 ○シャープのビデオ機器。不誠実な対応はもう論外です。

 ○コンテックのパソコン用ビデオコンバータ。誠実に交換してもらいました。

 ○8100用アップル内蔵CD-ROM。交換してもらいました。好意的でした。

 ○8100用アクセラレータカード。ソフマップに引き取りの後、返金してもらいました。

 ○カシオのフリップトップ腕時計。無責任で不誠実でした。

 ○マグの17インチモニタ。宅急便で送るのが大変でしたが、誠意を感じました。

 ○ソニーの21インチモニタ。この対応には、大満足です。

 ○NECのターミナルアダプタ。二度とも好感の持てる対応でした。

 ○キャノンのレーザープリンタのトナー。取次のソフマップは、誠意のかけらもないものでした。

 たくさんの欠陥商品が店頭に並んでいます。私は当たりが悪いせいか、よく不良品・欠陥品を手にします。おかしいと思ったら、メーカーに返送することに限ります。とにかく、コンピュータ関連の商品は未成熟なのですから。

 昨春の「不可解なMV社という会社(1997.3.28)」という拙文の末尾で、次のように記しました。

 「日本のソフト産業を育てていくために一利用者がこのようにして協力をしていくのも、大変な忍耐と努力と資金と時間が必要であることが、お分かりいただけたでしょうか。日本のパソコンに関しては、ハードもソフトも製品の仕上がり以前の人間の問題が未成熟だと思われます。
 こんな業界を、われわれは、今しばらく、みんなで健全なものになるように根気強く育成していきましょう。」

 最近は、こうしたボランティア精神でパソコンに接することに、少し疲れました。
 以上のような不具合を解消するために、膨大な時間を費やすことは日常といえます。
 コンピュータがまだまだ未完成な道具であることを痛感しています。
 このような無駄としか言えない時間を、貴重な人生の中に設けなくてもいいように、パソコン業界はもう少し誠意のある商品の渡し方をしてほしいものです。
 というより、アメリカで開発されたものを横流しして日本の市場に投入するやり方は、どうも感心しません。
 日本で販売するにあたって、いろいろと工夫をしておられるのでしょうが、結果としては無責任で不誠実極まりない販売となっているのが多いのは事実です。

(つづく)
 
----------------- 以上、再録掲載 ---------------------
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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