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2015年4月 5日 (日)

古都散策(38)平群の桜と杉棚を使ったお茶のお稽古

 今日の天気予報も、午後から雨でした。しかし、大降りにはならず、曇天ながらも小雨で収まりました。

 久し振りにお茶のお稽古です。

 大和・平群の桜は、山の中の木々に紛れるようにして咲く姿がいいと思っています。


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 3歳違いの子供たち3人が通った幼稚園には、9年間お世話になりました。
 今も変わらぬ佇まいを見せる園舎と園庭も、お話をうかがえば様変わりしているとのことでした。


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 お茶の先生の家に向かう坂道では、昨夜来の雨に打たれた桜の花が身を寄せ合っていました。
 かつてこの平群の里にいた頃、少しお酒を飲んで帰る時などには、何箇所かに置かれたベンチで休み休み息を整えながら、急な坂道を登ったものです。


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 思うように出来ないお茶のお稽古も、丸卓を使って、自分なりに一通りのおさらいはして来ました。しかし、2ヶ月以上も間が空いているので、突然「あれっ」ということになります。
 忘れないために続けている、というのが実状です。
 今年度から、新しい仕事が増えます。ますます、お稽古から遠ざかりそうです。

 今日は、丸卓ではなくて杉棚でのお稽古でした。ただし、ほとんど同じお作法でできるそうなので、安心して教えていただきました。

 事前の準備としては、水指と棗をあらかじめ棚に置いておきます。

 先生の囁きに誘導されながら、それらしくお手前を進めていきました。しかし、棗を中板から杉棚の下段にある水差しの右前に下ろし、茶碗と置き合せる所で、たちまちその手順に戸惑いました。

 丸卓と大きく違う所といえば、水差しの蓋を取る前に、中板を右手親指で向こうに突くことと、水指の蓋を閉めた時に、中板を引いて元の位置に戻すことです。

 棚の手前左上に竹釘があり、そこに柄杓を掛けたり、蓋置をその真下の地板に置くこと、さらには、一通り終えた後、水差しの蓋の上に茶杓を置いたり、その茶杓だけを持って帰ることなどが、今回新しく覚えたことでした。

 私は先生に勝手を言って、自宅にお客さまが来られた時のことを想定したお稽古を中心にして教えていただいています。
 お茶と縁のあるお客さまが我が家にお出でになることはまずないので、お話をしながらお手前ができることを最優先にしているのです。
 道具を持って出たり入ったりすることで話が途切れないように、また、目の前にお茶道具が置かれている様子を見ながらお話ができるような、そんな雰囲気を大切にしたいと思っています。
 そのためには、堅苦しく感じていただくことなく、一緒にお茶をいただきながらお話をするためにも、丸卓や杉棚を使ったお点前が、今は気に入っているのです。

 こんな調子で、お稽古を気長に続けていきたいと思っています。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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