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2015年5月17日 (日)

京町家ワックジャパンで『源氏物語』を読む(第19回)

 明け方の雨も上がり、お昼から晴れてきました。
 昨日の葵祭の後、夜になって雨になったのです。
 昼間の行列に影響がなかったので幸いでした。

 自転車で御所南にあるワックジャパンへ向かいました。
 賀茂川の鷺たちも、初夏を迎えて水温む川瀬で休らっています。


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 一羽の鷺が、みごとに着地するところを見ました。


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 ワックジャパンの部屋の隅には、芍薬(?)が飾ってあり、気持ちよく咲いていました。


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 いつものように、まずはハーバード大学本「蜻蛉」を読みます。
 実は、このワックジャパンの『源氏物語』を読む会でハーバード大学本「蜻蛉」を読むのは、2月以来のこととなります。
 本年正月より、従来の翻字方法を一大変更したことを受けて、「変体仮名混合版」で確認を進めてきました。それが、久し振りの翻字再開となったこともあり、がんばって1丁(2頁)分を読みました。

 最初に問題にしたのは、ひらがな「お」の字母は本当に「於」なのか、ということです。
 今日読んだところに出てきた、2箇所の「おもふ」(右2丁表・左2丁裏)をあげます。


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 文字の崩しを見ていると、どうも「於」から「お」には素直に変化していないように思えるのです。書道を専門となさる方がどのようにおっしゃっているのか、まだ調べていないので今はよくわかりません。

 しかし、『くずし字解読辞典 普及版』(児玉幸多編、平成9年新装6版、東京堂出版)の当該箇所の例示を見ると、右列と左列ではうまく文字の変化が追えないのです。今後ともさらに調査と確認をしていきます。


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 その他、「者(は)」「世」「支(き)」などが、紛らわしい字体でした。
 3丁表7行目まで、丁寧に読み終え、一旦休憩です。

 今日の娘からの差し入れは、奈良で400年以上も続く老舗「菊屋」の和菓子でした。
 季節を目と舌でも味わいながら、700年前に書写された『源氏物語』を読んで行きました。


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 『十帖源氏』については、明日の記事とします。

 次回は、6月21日(日)の午後1時から5時までです。
 この日で、20回目のハーバード大学本『源氏物語』「蜻蛉」を読む会となります。
 京都で日曜日に行うのは初めてです。日時にお気をつけください。

 また、その次のも決めました。7月11日(土)の午後1時から5時までです。
 この日は土曜日です。原則毎月第2土曜日にしています。
 興味のある方々の参加をお待ちしています。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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