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2015年5月 4日 (月)

楽しかったお茶漬けの1日

 終日、お茶の稽古漬けでした。

 自宅でお茶を点てながら、早朝よりお客さまと楽しい話で盛り上がりました。
 料理やお茶や国語や外国の方々の話だったので、妻と娘も一緒によく喋りました。
 私が点てるお茶が話のきっかけ作りとなり、様々な話題が展開したおもしろい一時でした。
 こんな時間が持てるのも、お茶の効用です。

 午後は、娘と一緒に大和平群へ、お茶のお稽古に出かけました。

 朝から予習をしていたとはいえ、やはりお稽古は緊張します。そして、毎度のことながら、思うようにはできません。

 いつものように、丸卓を使います。
 今日のお客様とのやりとりを先生に説明しながら、細かなお作法のことを教えていただきました。

 丸卓は、あまり茶道に馴染みのない知人やお客人を迎えた時に、お茶を差し上げながらも、相手に余計な気遣いをしていただかないでお話ができる設えだと思います。道具を持って出入りすることが少ないので、ゆったりと一緒にお話ができます。
 柄杓や蓋置や棗を丸卓の上に飾るので、見た目も変化があっていいのです。
 今の私の技量では、一番会得したいと思っているおもてなしの方法です。

 そんな事情があり、実際に自宅のお茶室でおこなう所作を踏まえたお稽古をしていただいています。
 非常に具体的な質問ができるし、また実態に即した柔軟な指導が受けられます。
 私にとって、このお稽古は得難い貴重な時間です。
 私が何でも遠慮なく聞くので、先生も大変だと思います。
 わがままを聞いていただけることは、ありがたいことだと感謝しています。

 今日は、また新しいことを教えていただきました。
 今後は、身体の不自由な方を自宅にお呼びすることが想定されます。その時にどうしたらいいのかをお聞きしたのです。

 すぐに、近くにあった小振りの折りたたみ椅子に座らされ、お茶を畳の縁外に置いてくださいました。
 高さが30センチほどの安定感のある椅子だったので、前屈みになって手を伸ばすと、ちょうどいい具合にお茶碗を手に取れるのです。
 これなら、介助の方が横からお茶わんを差し出してもいいのです。なるほど、納得です。

 来月の大きなお茶会のための、たくさんのお茶碗も拝見しました。
 物を見て、触って、お話を伺って、と、贅沢な時間があっという間に過ぎていきます。

 少しでも多く記憶に留めておこうと、こうして書き記しています。
 しかし、意に反して、何日かするとほとんど忘れます。

 続けることと繰り返すことで、何とか身体に覚えさせるしかないようです。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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