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2015年8月23日 (日)

米田先生からいただく残暑見舞いのお電話

 昨夜、長崎県美術館の米田館長からお電話をいただきました。
 しかし、あいにく私は科研の研究会の後で、ちょうど立川駅前の懇親会場へ移動する時でした。
 先生からの電話に気付いたのは、宿舎への帰り道でした。

 今日、先生にお電話を差し上げて、何か急なご用でもあったのでしょうか、とお尋ねしました。
 すると、「元気にしているかと思ってな。体調はどうだい?」と明るい声でおっしゃいます。
 ご丁寧に気遣っていただいていることに感謝しつつ、最近は逆流性食道炎に困っていることをお話しました。

 「それは、どうしようもないな」との一言。
 同病者というよりも、私よりももっと厳しい病気を潜り抜けて来られた、病気の大先輩の慰めのことばに、私としてはそれだけで救われます。

 私からは、報告を一つだけしました。
 それは、目の見えない方々と一緒に、『源氏物語』の写本を読んでいることです。
 先生は、千葉県立美術館の館長をしておられた時に、美術館のユニバーサルデザインに取り組んだとのことでした。本にも書いているし、筑波大学の先生のお世話になったので、何かあったら連絡をしなさい、とのことでした。

 これまで、視覚障害者のことと米田先生のことが、なぜか結びついていませんでした。
 先生がなさってきた活動を、もう少し調べてみます。
 身近に、こうしたその道のエキスパートがいらっしゃる幸せを噛みしめています。

 「暑いから気をつけて、頑張っていい仕事をしろよ。」との励ましの言葉と共に、電話はさっと切れました。

 米田先生とは、次のブログに書いたように、ほんの一年間だけ授業を受けただけです。

「長崎県美術館の米田館長と」(2012年10月28日)

 しかし、先生のお人柄なのでしょう。こんなに永く、折々に気遣っていただけるのですから、ありがたいことです。

 私などが知り合いに突然「元気?」と電話でもしようものなら、また仕事の依頼かと警戒されるだけです。
 温かい、思いやりの心をもって人には接して行くべきであることを、米田先生から毎年夏の終わりにお電話をいただくたびに、しみじみと思います。

 私の品物との出会いには、いつも欠陥品を摑まされるため、買い物運が悪いと自認しています。しかし、そんな私でも、人との出会いには恵まれています。多くの方々との幸運な出会いに支えられて、今もたくさんの仕事ができています。

 米田先生との電話を置いてから、あらためて人と人とのつながりに感謝の思いを強くしました。
 先生こそご無理をなさらずに、マイペースで仕事をなさり、教え子に声をかけ続けてください。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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