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2015年9月26日 (土)

江戸漫歩(112)文明と喧騒と隅田川の鷺

 散策の途次、いつものように佃島と月島にほど近いところの本屋さん「書原」に立ち寄りました。
 入口には、地元の情報誌が並んでいます。しかし、中に入ると魅力的で知的な香りに満ちています。

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 ここは、この入口しかない小さな書店です。しかし、その選書がユニークなので、書棚を見ながらブラブラするだけで、豊かな時間が流れていきます。本の品揃えが楽しめるのです。

 とにかく、こんな本があったのかと、つい手にします。お店の方のポリシーなのか、さまざまなジャンルにわたり、鋭い視点で書かれた本が揃っています。それでいて、専門書屋さんではないのです。

 この本屋さんには、大型書店にもネット書店にも負けないだけの、つい足を運んでしまう魅力があります。

 この裏手が隅田川です。


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 川の手前が中央区、向こうが江東区で、私がいる5階建ての宿舎は右手の一際高い木立ちに隠れています。
 ちょうど、越中島水上バスのりばの土手の向こうになります。
 伊井春樹先生がこの宿舎にお住まいだった40数年前は、周りにこんな高層マンションはなかったはずです。

 船が行き交うと、波が岸辺に打ち寄せます。
 大きな水飛沫が上がるので、鷺もそれを楽しんでいるようです。


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 また、若者たちが賑やかにボートで橋の下を通過する時には、鷺も川面をじっと見つめていました。


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 この隅田川の鷺は、賀茂川の鷺と違って、文明と喧騒の中で1人静かに時の流れを楽しんでいるようです。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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