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2015年9月14日 (月)

源氏を読みながらいただく季節の生菓子

 一昨日のワックジャパンでの源氏を読む会では、いつものように娘から季節の和菓子の差し入れがありました。
 秋らしいお菓子です。


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 手前は、両口屋是清の「お月見 ささらがた」です。私はウサギ歳生まれなので、このデザインが気に入りました。

 奥は、福壽堂秀信の生菓子で、左から「梢の九月」「山の秋」「菊のきせ綿」です。

 「菊のきせ綿」については、昨秋の重陽の節句の記事「京都で『源氏物語「蜻蛉」』の写本を読む(第13回)」(2014年09月06日)で、甘春堂本舗のお菓子「着せ綿」を紹介しながら詳しく書きました。

 『紫式部日記』に「九日、菊の綿を、兵部のおもとの持て来て、」とあり、『枕草子』には「九月九日は、暁がたより雨すこし降りて、菊の露もこちたうそぼち、おほひたる綿など、もてはやされたる。」とあることなどを例に引いています。

 お菓子で季節を感じるのもいいものです。目、鼻、舌、喉などなど、身体のいろいろな感覚を総動員して楽しめます。

 今回の両口屋是清は名古屋、福壽堂秀信は大阪と、いつもの京菓子とは違います。あらためて包装紙に書いてある住所をみたせいか、そんな気がするだけですが……

 「蜻蛉」巻の輪読については、昨日の記事に譲ります。

 次回のワックジャパンで『源氏物語』を読む会は、写本を読むのはお休みして、季節もいいので街中を源氏散歩することになりました。
 10月10日(土)午前10時から午後2時の短い時間ですが、かつて大内裏があったあたりを散策する予定です。
 内容は、源氏千年紀だった2008年に京都市内とその周辺に設置された、『源氏物語』に関する説明板(40箇所)をめぐるものとなります。
 このすべてを探訪した記録は、本ブログでは「源氏のゆかり~」として40本の記事を掲載しています。検索してお読みいただけると幸いです。
 第1回目となる来月10日は、「源氏のゆかり(4)説明板16-大極殿跡」(2008/4/10)からスタートすることになるかと思います。

 プランがまとまりましたら、また案内を記します。

 その次のワックジャパンで源氏を読む会も、写本を読むのではなくて外での勉強会となりました。
 予定では、11月7日(土)に開催される京都ライトハウスの点字普及イベントとしての講演と、「点字百人一首」の体験会に参加しようと思っています。
 これについては、明後日(15日)に詳細を本ブログに書く予定です。
 少しお待ちください。
 
 帰りに、寺町通りの一保堂を少し下ったところにある「紙司」さんへ立ち寄りました。


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 現在、国立歴史民俗博物館所蔵の「鈴虫」巻のことを調べています。
 この鎌倉時代の中期に書写された古写本には、「丁子型押し」がみごとな料紙が使われています。今確認できる現物の感触を知りたかったので、紙を専門に扱っておられるお店に寄ったのです。

 「丁子型押し」とは、丁子を煎じた黄茶色の液体を型の上から蒔いた、高級な染料染めを施した用紙です。その美麗さを実感したいと思っています。
 お店の方とお話をしていると、丁子染めの紙は出してくださいました。しかし、それは紙全体を丁子で染めたものだったので、全体が黄色っぽい紙でした。
 丁子で型押しや染料を蒔いたものについては、週明けに出入りの紙屋さんに聞いて調べてくださることになりました。
 わかりしだいに、また報告します。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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