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2015年10月23日 (金)

皇太子さまとご一緒の新幹線で京都へ

 京都で2つの研究会と1つのイベントが、3日間にわたって開催されます。
 さらに調査もあるため、今週も慌ただしく東西を移動する日々です。

 午前10時に東京駅南口乗り換え口に集まって京都に向かうのは、福島県から1人、栃木県から1人、東京から2人の4人です。そのうちの2人は全盲なので、万全の旅立ちを期して、妻には東京駅を出発するまでの介助役として来てもらいました。

 予定の16番線に上がって列車の到着を待っていたところ、駅員さんがこのホーム入る予定の列車は、今日は18番線から出発すると教えてくださいました。理由を聞くと、しばらく口ごもりながらも、皇太子殿下が乗車なさるためだとのことでした。

 目の不自由な方と一緒なので、無理をして18番線に移動することなく、すぐ向かいの17番線に来る、予定よりも7分後に出発する列車に乗ることにしました。
 ところが、その電車が、実は皇太子殿下がお乗りになる列車だったことが、乗り込む直前にわかりました。
 とにかくガードマンの多さで、それが通常の新幹線のホームではないことがすぐにわかりました。

 こんなことはめったにないことなので、弥次馬根性の塊のような私は、すぐにグリーン車輌の10号車に行き、取り急ぎシャッターを切りました。


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 私たちは3号車に乗っていました。そこにも、警察関係の方がイヤホーンをしたままで座っておられました。
 車内は空いていました。この列車には皇太子殿下が乗車されている、ということが関係しているのかどうかはわかりません。

 座席は4人が向かい合わせにして、いろいろな話をしながら楽しく京都に向かいました。
 食事の時は、すぐそばのシートが空いていたので、そこでお弁当を広げることができました。
 グリーン車なみの贅沢な座席の使い方の旅となりました。

 私のことですから、寸暇を惜しんで実証実験を、新幹線の中でもやってもらいました。
 持参した、現在のひらがなで書いた文を、横書きと縦書きでどの程度読み取れるか、お2人に実際にチャレンジしてもらいました。


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 今回のテスト用の立体コピーは文字が少し小さいことと、縦でも横でもどちらでも一緒であることがわかりました。
 これで、図書館でルビ付きの本などを立体コピーすると、目が見えなくても自分なりに読書をすることが可能となることがわかったのです。

 点字にかわるコミュニケーションのために、ひらがなの触読は新たなツールとなるのです。

 京都駅からは、バスで京都ライトハウスに直行しました。


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 「古写本『源氏物語』の触読研究」の研究会の前に、少し時間があったので、京都府立盲学校に立ち寄り、岸先生から貴重な資料を見せていただき、説明もしてくださいました。
 明日の盲教育史研究会の事務局長の身で、何かと準備にお忙しいところを、ありがたい対応をしてくださいました。


 研究会での内容は、後日ホームページを通して会議記録を掲載しますので、ここでは省略します。


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 研究会や打ち合わせが終わってからは、北大路駅のそばにあるお店で京料理をたべながら、いろいろな話に花が咲きました。

 散会後は、歩いて宿まで案内しました。今宮通りを東に直進し、賀茂川のすぐ手前にある、四季倶楽部賀茂川荘が今日の宿です。
 荷物を一旦部屋に置いてから、夜の賀茂川散歩を楽しみにした。
 賀茂川の川音は、千年前から変わりません。

 賀茂川散歩は、明朝も案内するつもりです。
 私の自宅は、この宿の近くなので、雲一つない中天に浮かぶ月を眺めながら帰りました。
 今日も、充実した一日でした。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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