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2015年11月21日 (土)

「学術交流フォーラム 2015」でポスター発表をする

 総合研究大学院大学文化科学研究科の「学術交流フォーラム 2015」が、今年も賑やかに開催されました。
 このフォーラムは、文化科学研究科の基盤機関である5つの研究組織(国立民族学博物館、国際日本文化研究センター、国立歴史民俗博物館、放送大学 教育支援センター、国文学研究資料館)が、学生と教員の学術交流を目的として実施されているものです。

 昨年度は、大阪にある国立民族学博物館を会場として、テーマは「文化をカガクする?」でした(2014年12月20日(土)-21日(日))。
 そのとき私は、「視覚障害者と共に古写本『源氏物語』を読むための試み」と題するテーマのポスター発表を行いました。
 これは、科研の「挑戦的萌芽研究」に申請したばかりのときで、これからどのようなことができるか、という内容でした。

 本年度は、「文学際 ―「文化科学」を発見する―」というテーマのもとに、国文学研究資料館が会場です。


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 今回も私は、「指で読めた鎌倉期の写本『源氏物語』 -視覚障害者と文化を共有する-」というポスター発表をしました。
 これは、本年4月に科研「挑戦的萌芽研究」が採択され、次々と成果が出たことを踏まえて報告するものです。
 昨年度から飛躍的に進展した「古写本『源氏物語』の触読研究」(http://genjiito.sakura.ne.jp/touchread/)に関する内容なのです。


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 大会議室前のフロアでは、私以外では、以下の通り実に多彩なポスター発表がなされました。


  ■Aグループ■

「野生動物群に対する人為的介入を主題とした実践的研究」
    東城 義則 地域文化学専攻

「日本史における東海道の「旅」」
    倉本 一宏 国際日本研究専攻 教授

「弥生時代前半期北部九州の集落・墓地空間構造の検討」
    宇佐美 智之 国際日本研究専攻

「ハワイ・ホノウリウリ抑留所の変遷とその機能
  ——太平洋の中のホノウリウリ抑留所/収容所——」
    秋山 かおり 日本歴史研究専攻

「指で読めた鎌倉期の写本『源氏物語』
  -視覚障害者と文化を共有する-」
    伊藤 鉄也 日本文学研究専攻 教授

「『徒然草』地名新考」
    黄 昱 日本文学研究専攻

「核融合炉開発の進展とその仕組み」
    池本 憲弘 物理科学研究科 核融合科学専攻

「有害捕獲されたカラスは食資源として利用可能か?」
    塚原 直樹 学融合推進センター 助教

  ■Bグループ■

「配給制度における天津住民の日常食生活に関する考察」
    劉 征宇 地域文化専攻

「フィリピン近代美術における聖母子像の現地化
  -ガロ・B・オカンポ作《褐色の聖母》(1938年)」
    古沢 ゆりあ 比較文化学専攻

「植民地と医学-日本統治下朝鮮における医学者の足跡-」
    松田 利彦 国際日本研究専攻 教授

「うどん屋の看板」
    小島 道裕 日本歴史研究専攻 教授(文化科学研究科長)

「豊後大友氏の居館と城下町-考古学の視点から-」
    永越 信吾 日本歴史研究専攻

「GIS利用により現出される歴史地名・地名の連関性と分布例」
    相田 満 日本文学研究専攻 准教授

「外国語訳『枕草子』問題
  -「春はあけぼの」章段を中心に-」
    張 培華 日本文学研究専攻 修了生

  ■その他■

「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」
    谷川 惠一 日本文学研究専攻 教授

 今日の大会議室での研究発表は、以下の通りでした。


口頭発表 第一部

「『香名引歌之書』-和歌が語る香り-」
    武居 雅子 日本文学研究専攻

「仏教説話を題材とした説経・古浄瑠璃の諸相
             -『阿弥陀胸割』を中心に」
    粂 汐里 日本文学研究専攻

「『方丈記』の受容:夏目漱石とディクソンを中心に」
    ゴウランガ チャラン プラダン 国際日本研究専攻

口頭発表 第二部

「City Museum, City Memory, and People of the City」
    邱 君妮 比較文化学専攻

「古代日韓における彫金技術の変遷と意味」
    金 跳咏 日本歴史研究専攻

 今日は、お隣の国立国語研究所でも、興味深い研究集会が開催されていました。
 休憩時間を利用して、国研の高田智和さんのところへ挨拶に行ってきました。
 漢字を中心にしたテーマで、興味深い成果が発表されていたからです。
 日時が重複したことが惜しまれます。
 明日は、この国研での発表にも参加する予定です。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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