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2015年11月16日 (月)

古写本の触読研究に取り組むきっかけとなった講演録

 『温故叢誌 第69号』(温故学会編、平成27年11月発行)が発行されました。


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 ここには、平成26年5月5日に塙保己一史料館講堂で開催された「塙保己一検校 生誕第二六八年記念大会」で、私が「英国ケンブリッジ大学と米国バージニア大学の『群書類従』」と題してお話をした内容が、文字となって収載されています。

 その日のブログには、「早朝の地震の後、渋谷の温故学会へ」(2014年05月05日)として、当日の様子を記しています。

 この日の懇親会で、私は、塙保己一は『群書類従』の版木を触って読んでいたのでしょうか、という素朴な問いかけを、お集まりの関係者のみなさまに発しました。そのことから、『源氏物語』の写本を目が見えない方と一緒に読める環境を作りたい、という提案に展開しました。
 会場にいらっしゃった方から、いろいろと親切なご教示をいただきました。
 また、夜の渋谷に繰り出してからも、ありがたい励ましをいただきました。

 それから1ヶ月ほどして、「目の不自由な方と写本を読むために(1)」(2014年06月04日)を記しました。

 このあたりから、この古写本『源氏物語』の触読について、私は具体的な動きを始めています。

 あれから1年半。

 その後は思いもよらぬ幸運に恵まれ、科研に採択され、多くの協力者のおかげによって、今はホームページ「古写本『源氏物語』の触読研究」を基盤として着実に成果を公開するまでにいたっているところです。

 私にとって、この平成26年5月5日に塙保己一史料館講堂でお話しした「英国ケンブリッジ大学と米国バージニア大学の『群書類従』」は、記念すべきものとなりました。

 非常に個人的なこととはいえ、今の展開を考える原点と言えるものとして、『温故叢誌 第69号』を紹介しておきます。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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