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2015年11月19日 (木)

インド料理屋さんでインドに関する情報収集

 先週から身の回りでインド情報が行き交っています。
 数年来、おりおりに研究と生活面で励まして来たアンビカ・バスさんが、無事に学位論文を仕上げました。
 近松門左衛門と演劇の問題に悪戦苦闘し、大変な環境の中でよくやり遂げたと思います。これからがますます楽しみです。
 先週も国際日本文学研究集会に誘ったところ、すぐに国文学研究資料館に来てくれたのでいろいろな話をしました。

 そのアンビカさんが、ハイデラバード外国語大学のシェーク・タリク君が今日本に来ているとのことで、連絡をとってくれました。
 シェーク君とは、平成19年2月27日と28日の2日間にわたって国際交流基金ニューデリー日本文化センターで開催した、第3回インド国際日本文学研究集会で会っています。私が座長を務めた「学術セッション2」のデリー大学及びネルー大学の学生による発表で、いい発表をしたことを覚えていたのです。

 名前と顔が一致しないことが多い私なのに、シェーク君についてよく覚えていました。
 目が輝いている好青年だったからだけではなくて、その勉強に対する姿勢に好印象を持ったのです。
 当時、ネルー大学修士課程 1 年生だったシェーク君は、「『奥の細道』における季節感」と題するいい発表をしました。今はサバティカルを利用して、早稲田大学で『北越雪譜』の著者である鈴木牧之の研究をしているそうです。
 彼も、これからがますます楽しみな若手研究者です。

 今日は、立川での会議が終わるやいなや速攻で電車を乗り継ぎ、お互いの家に近い門前仲町駅のそばにあるインド料理屋さん「ディーパック」で食事をしながら、最近のインドの様子を詳しく聞くことができました。


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 このお店は、2ヶ月前にオープンしたお店です。妻と何度かランチを食べに来ました。オーナーが親しみやすくて話しやすい方です。
 インド料理といっても、実際にはパキスタンやネパールの方が作っておられることが多いようです。しかし、このお店のオーナーはデリー出身なのです。
 私はパニールが入った料理が好きなので、今日もパニールとほうれん草の料理にしました。
 最近あまり飲まなくなったラム酒も、久しぶりにいただきました。私が大好きなオールドモンクもあるとか。それは、この次にいただきましょう。

 現在、来春2月にインドへ行く計画を立案中です。
 数年前に、ニューデリーにあるサヒタヤアカデミーの所長さんと、『源氏物語』のインド語8言語による翻訳プロジェクトの相談をしました。
 それが中断したままなので、これを再始動することが今回の目的です。
 来春2月の下準備を経て、来秋11月頃に、これも中断したままの「第8回インド国際日本文学研究集会」を開催する予定でいます。
 これまでの活動記録は、「『インド国際日本文学研究集会の記録』が出来ました」(2012年04月05日)で詳しく報告した通りです。

 今回のインド行きは、私の最後の海外における仕事となりそうです。

 今日のシェーク君との話は、そのための情報収集としても有意義でした。

 今度インドへ行ったら、アラーハバード大学にいる村上さんと打ち合わせをしようと考えています。
 それに加えて、来年2月にハイデラバード外国語大学に帰るシェーク君に、かの地の大学や日本研究の情報収集をすることの可能性を、これからプランニングする中で探ることにします。
 北から南へと大移動の旅程となるので、慎重に行程をこれから組みたいと思っています。

 また、今日は、特にプネで日本語教育が盛んであることを教えてもらいました。
 そこは、マラティ語が使われているそうです。私が聞き知っているマラヤラム語ではないとのことなので、インドの言語の多彩さがわかります。マラティ語は、どちらかというと、ヒンディー語に近いようです。

 国立国語研究所にいらっしゃる言語学者のプラシャント教授が、この分野の研究をなさっているそうです。隣の研究所なので、近日中に挨拶に行くことにします。

 こうして、インドに関して具体的な問題が展開しつつあります。
 この進捗状況などについては、今後ともこのブログに書きながら、関係する方々と情報を交換していきたいと思います。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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