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2015年11月23日 (月)

五感を使って江戸時代の百人一首カルタにチャレンジ

 来月12月6日(日)に、東京・護国寺にある筑波大学附属視覚特別支援学校で、「科学へジャンプ! イン東京」というイベントが開催されます。

 これは、小学校高学年〜高校3年生の視覚に障害のある生徒たちに向けた、理数系を中心とする体験型の学習会です。

 ここで、「点字付百人一首~百星の会」のみなさんが「五感を使って感じられる百人一首」というワークショップをなさいます。

 「百星の会」については、本ブログの「「点字付百人一首〜百星の会」の紹介と活動内容」(2015年09月01日)で詳しく書いていますので、ご参照願います。

 今回のワークショップのお手伝いを、私もさせていただくことになっています。
 今日は、関係者と東京駅で、長時間にわたり打ち合わせをしました。

 実施の詳細は、さらに当日まで検討を加えますので、お楽しみに、ということにしておきます。
 ただし、現在思案中のことをここに記し、本ブログをお読みいただいている方々からのご教示をいただけると幸いです。

 私の手元に、江戸時代の寛文頃(1670年前後)のものと思われる、陽明文庫(近衛家)旧蔵『百人一首』の複製(昭和56年10月、おうふう)があります。
 また、かつて教えていた学生が作成した、『源氏物語』の一場面を描いた貝合わせも幾組かあります。


151123_karuta


 これを、今回のワークショップの中のどこかで活用できないか、と思っています。

 今日はこれを打ち合わせの場所に持参し、「点字付百人一首」のクィーン位の女性に触っていただき、いろいろと感想をうかがいました。

 そのために、あらかじめ小野小町の絵札と取り札の1セットを拡大コピーして、立体コピーに仕上げたものも触っていただきました。


151123_komati


 この変体仮名は読み難い字形をしているので、今回は触読のチャレンジはしません。

 江戸時代のお姫さまたちが遊んでいた『百人一首』のカルタがどのようなものだったのかを、少しでも五感を通して生徒たちに伝われば、との思いからの試みです。
 これは、「点字付百人一首」のカルタ取りへの導入で取り入れられないか、と思っているところです。
 ただし、まだまだ思案中です。

 思いつきでも結構ですので、ワークショップの内容へのアドバイスをいただけると幸いです。
 今回は、6名ほどの目が見えない中学生に体験してもらう、ということを想定して準備中です。

 また、このカルタを収納しているケース(帙)も、手探りで触っていただきました。
 これについては、見えなくても指の感触だけで、その豪華さが実感として感じ取っていただけたようです。


151123_100nincase


 貝合わせについては、また別の角度から検討したいと思っています。
 この活用についても、ご教示いただけると助かります。

 1人でも多くの目が見えない生徒さんたちが、日本の古典としての和歌に興味をもってもらい、カルタも楽しんでもらえたら、と思って取り組んでいるところです。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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