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2016年1月17日 (日)

京洛逍遥(390)四季の和歌碑と光琳の梅の開花

 京都府立図書館を出てから、平安神宮を左折して鴨川に向かって西進すると、冷泉(現在は「れいせん」)通りの桜並木を歩くことになります。
 それを突き当たった川端通り沿いに、鴨川を詠んだ四季の和歌碑があることに気づきました。ちょうど琵琶湖疏水が鴨川に流れ込む場所です。木橋があるそばです。


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(右上) ちはやぶる
   かもの川べの藤波は
    かけてわするゝ
     時のなきかな
        兵衛

(中上)  桜花
   ちりかひかすむ
      春の夜の
   おぼろ月夜の
      かもの川風
         実朝

(左上)  心すむ
     ためしなりけり
    ちはやぶる
     かものかはらの
        秋の夕ぐれ
         後鳥羽院

(左下) 霜うづむ
    かものかはらに
        なく千鳥
     氷にやどる
       月やさむけき
           良経

 いつ、どのような経緯で置かれたのかは、石碑をぐるりと回っただけではわかりませんでした。また、どなたが選歌なさったのかも、今は不明です。後日調べてみます。

 それにしても、設置場所の選択といい、その説明がないことといい、まったく目立たないものとなっていることが惜しまれます。

 今日初めてこの歌碑に気づいたので、とりあえず記しておきます。

 帰りの途次、下鴨神社に立ち寄りました。
 境内を流れる御手洗川に架かる輪橋の前に、光琳の梅があります。
 いつも春先になると、梅の開花を楽しみにして様子を見に来ています。


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 今年はどうかと思って足を向けると、まだ蕾は堅そうです。
 しかし、輪橋の上にしなだれ掛かる枝に、早くも多くの梅が花開いていました。


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 枝の奥の方が成長は早いようで、よく見ないと咲いているのがわかりません。
 開花はまだだ、と見過ごさずに、後ろに回り込んで見ると、ピンクと黄色の多くの梅花が意外なほどに美しさを競っています。
 多くの蕾も、これから一斉に咲くことでしょう。
 今年は、梅の開花が長く楽しめるかもしれません。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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