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2016年3月28日 (月)

京洛逍遥(394)白川での書道展と吉井勇の歌碑

 書道の吉田佳石先生は、毎年残暑の頃には東京銀座で「慶山會書道展」を、桜の頃になると京都白川で「弥生展」をなさいます。

 昨夏の「慶山會書道展」のことは、「銀座探訪(31)書道展で左から右への横書きを見る」(2015年08月26日)に書きました。

 昨年の「弥生展」には行けなかったので、京都での展覧会の様子はその前の「京洛逍遥(311)祇園白川の書道展で長唄三味線を聴く」(2014年03月31日)をご覧ください。

 今回は、スイスからお越しのお客さまにお茶を点てて差し上げてから出かけたので、会場が閉まる直前に駆け込むこととなりました。
 毎年展覧会場となる「ギャラリー 門前」は、狭い階段を上がったところにある畳の部屋です。


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 今年の先生の作品は、「那裏去」という言葉でした。禅のことばから採ったとのことで、その意味を説明してくださいました。

 その横に掛けられていた、吉田先生の師である続木湖山先生の作品の前には、2000年にここで開催された展覧会の折の写真が飾られていました。続木先生は、2006年に95歳でお亡くなりになりました。
 私は、一度だけ続木先生のご自宅にうかがい、作品を見ていただいたことがあります。たどたどしく擦れさせて書いた「蘭亭序」は、幸運にも毎日展で入選したことを思い出します。

 京都での展覧会は、帰りに白川沿いの桜が楽しめます。ただし、今年は3月26日(土)と27日(日)の2日間で、私が妻と連れ立って行ったのは27日でした。このところの寒の戻りのせいもあって、咲いている桜をさがすのが大変です。


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 祇園の花見小路に向かうと、白川南通りに歌人吉井勇の「かにかくに 碑」があります。ここは、磯田多佳の茶屋「大友」があったところです。


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 碑文や看板などに記された変体仮名を正確に翻字しているところなので、このかな文字も「変体仮名翻字版」で記しておきます。


可に可くに
  祇園は
   こひし
   寝るときも
  枕のしたを
   水のな可るゝ

 四条大橋に出る途中で、おしゃれな京都祇園郵便局を見つけました。
 これはこれで、京都らしいデザインです。
 こんな発見があるので、街歩きはいつも楽しいものとなっています。


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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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