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2016年3月14日 (月)

京大病院で「Web 電子カルテシステム」と「マイナンバー」について素人なりに考える

 京大病院で糖尿病の定期検診を受けてきました。
 過日、2月末日の消化管外科での検査と診察結果を受けて、飲み薬の調整をしていただきました。

 ヘモグロビンA1c は、前回1月の7.1から7.0へと、わずかながら良くなりました。

 過去3年間のヘモグロビン A1c値の変動をグラフにすると、こんな折れ線となります。


160314_hemo


 6.8から7.5の間を上下しています。平均は7.1です。
 一般的な推奨値は4.6から6.2の間なので、私の場合は高い値です。
 しかし、高いながらも比較的安定した推移なので、うまく管理されている方です、とのことでした。
 私は消化管を持っていないので、血糖値が高留まりするのは仕方がない、との判断からのようです。

 いつも気になる鉄分については、検査結果が診察までに出なかったので、このまま様子を見ましょう、ということになりました。

 病院は多くの患者さんで大混雑しています。検査結果が出るのに時間がかかるのは仕方のないことです。
 いつも、診察の1時間前に採血をするようにしています。診察前の患者の血液検査は、至急で処理してもらえることになっています。それでも間に合わないほどに検査が渋滞しているということのようです。
 いずこも同じ状況でしょうか。

 京都大学附属病院では「iDolphin MML Web 電子カルテシステム」(まいこネット)を導入しているので、私は検査や診察に関する情報が自宅で確認できます。


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 前回2月29日の消化管外科での診察も、当日は間に合わなかった検査項目の結果について、「経過記録情報」や「検歴情報」等が3月3日に作成されたカルテを見ることで、居ながらにして確認できました。

 今日の血液検査で間に合わなかった項目も、数日後に自分のパソコンや iPhone から、この「Web 電子カルテシステム」を通して確認できます。
 これは、出てきた数値の意味がよくわからなくても、心理的な安心感があります。
 健康に関する本を読んでいて、自分の数値の変移を知りたくなった時などに、このシステムで確認しています。

 マイナンバー制度の有効活用の中に、病院カルテの情報とのリンクがあるようです。私は、自分の病歴や検査結果や投薬情報が、お役所主導で他人に操作されることに、何となく不愉快さを感じます。

 この京大病院が導入している「まいこネット」なら、自分のIDとパスワードで、いつでも自分の意思で確認できるので、同じ他人に管理されるにしても、病院関係者の元でデータベースが運営されていることからの安心感があります。
 マイナンバーと連携すれば、「まいこネット」も同じことなのかもしれません。あるいは、「まいこネット」は、このマイナンバー制度との接続実験なのかもしれません。
 しかし、信頼して通院する病院が管理運営に関わっている現在のデータベースの方が、ジャジャ洩れ状態ではないはずだ、と思う素人なりの安心感があるのです。
 当然、病院内では、私の情報はどのパソコンからでも確認できます。京大病院に入院中に、看護師の方がパスワードを入れて、毎日私の情報を確認し、追記しておられたのを知っています。医師と看護師のみなさんで、情報の共有がなされていたのです。これは、私の病気をチームとして対応するためのものだと思われます。

 今後の病歴管理を公的機関が掌握することの是非は、今私にはよくわかりません。しかし、こうした京大病院から受け取る「Web 電子カルテシステム」の個人情報は、自分の体調やどのような薬を飲んでいるのかを確認する時に、非常に重宝しています。

 マイナンバー制度下での病歴情報は、どのような形態で管理され、本人が確認できるのでしょうか。

 それよりも、全国的にはどのような対処がなされているのでしょうか。
 「まいこネット」は、京都だけの試験的なシステムかもしれません。
 私は、このシステムから、安心という恩恵を受けていると思います。
 このシステムと、マイナンバー制度へのリンクについて、私にはまったくわかりません。
 マイナンバー制度の活用事例としての病歴管理については、その展開を見定めたいと思っています。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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