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2016年6月 5日 (日)

触読調査の後は小倉の松本清張記念館へ

 昨日から福岡では小雨が降り続いています。
 九州は梅雨に入ったようです。

 今朝は、触読研究に関して5人の研究協力者の参加を得て、『変体仮名触読字典』のための触読シート「あ」(立体コピー試作2版)へのチャレンジをしていただきました。


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(1)【文字の上下がわからないとのこと】
  これは、シートの角に切り欠きをつけることで解決します。

(2)【何がどのような順番で紙面に配置されているか】
  上から、次の4種類の仮名が掲出されています。
   A.字母の活字体
   B.ユニコード登録予定の字体
   C.古写本に出現する代表的な2つの字体
  左枠外には、各字母を使用した語句2例を掲出
  その右側には、介助者用の読み仮名として、現行の活字体の平仮名と字母を併記
 こうした説明注記を、点字で添えるといいようです。

 まだまだ改良の余地があります。
 この試行錯誤を今後とも繰り返すことで、実用に耐え得る『変体仮名触読字典』を目指したいと思います。明日も、触読シートによる調査と意見交換を予定しています。
 
 昨日の懇親会で、この黒崎からは小倉が近いので「松本清張記念館」へ行くことを勧められましたし、すでに行って来たということでした。かねてより、私は清張に強い問題意識を持っていました。それに加えて、鳥取の日南町に文学碑があることや、松本清張の家系の謎を綴った『白い系譜』のこともあり、私も行ってみることにしました。

 清張の父と母については、次のブログの記事に詳細に書いています。

「松本清張の家系の謎『白い系譜』(1)」(2014年08月08日)

「松本清張の家系の謎『白い系譜』(2)」(2014年08月09日)

「松本清張の家系の謎『白い系譜』(3)」(2014年08月10日)

 黒崎駅から15分で西小倉駅です。そこから松本清張記念館へは歩いて5分。


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 清張の生涯が、実物と映像を駆使して展示されています。
 別室で『日本の黒い霧─遙かな照射』というドキュメンタリー映画を見ました。
 その中で、『黒地の絵』に関連する話として、小倉聾学校に脱走した黒人米兵が侵入したことが取り上げられていたのです。昨日来、さまざまな障害に関する研究発表などを聞いた後ということもあり、このことに強く反応しました。

 さらに、特別企画展「世界文学と清張文学」が開催されていました。
 清張の作品が世界中で読まれていることがわかりました。
 海外における『源氏物語』について問題意識を持っているので、清張の海外での情報には大いに興味があります。
 展示図録(2016.1.16)は、貴重な情報が満載です。清張は意外と英語がうまかったようです。


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 黒崎駅に戻り、また黒崎神社のおみくじロボットで占いを、と思ったところ、今日は「調整中」とのことでお休みでした。


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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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