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2016年6月 6日 (月)

味わい深い古書店と紛らわしい案内図のこと

 泊まっているホテルの真向かいに、何とも珍妙な「珍竹林」という古本屋さんがありました。


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 店内は、所狭しと本や冊子が山積みです。版本やら謄写刷りの冊子等々。
 おまけに、懐かしい玩具や写真に古道具と、見ていて飽きません。
 優しいお母さん、という感じのご主人が、店内を物色している私に「コーヒーを淹れたので飲みませんか」と声をかけてくださいました。
 今年の秋に閉店するそうです。そのため、すべて8割引になっています。

 専門書が多く、昔ながらの古書店ということもあり、来る人は限られていることでしょう。うずたかく雑然と本が積まれていたり、通路狭しと本棚やその前にぎっしり並んでいるので、お目当ての本との出会いはまったくの偶然に頼るだけです。いちおう分野別に分けられています。しかし、今はもう収拾がつかない状態となっています。とにかく、店内は意外と広いのです。

 私は、初めてみる大型本を一冊いただきました。1万円の定価の本が千円にしてくださいました。
 この秋までに北九州市にお出での予定がある方は、この黒崎駅前の古本屋さんに一度立ち寄っても損はありません。古き良き時代の古本屋さんがなくなる前に。

 もう一つ、こぼれ話を。

 昨日、松本清張記念館から小倉城を散策した後、森鷗外の碑を探した時のことです。
 紫川に架かる鷗外橋の袂に、「森鷗外・生誕百五十周年記念植樹/樹種 ”舞姫”」という標柱がありました。

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 その真後ろに、森鷗外の作品などを各面に彫った六角柱がありました。

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 あらためて、その周りを見回して鷗外の碑を探しました。しかし、それらしきものが見当たりません。

 近くにあった付近の案内図でその場所を確認すると、ますますわからなくなりました。
 問題です。次の4つの地図で、鷗外の碑はどこにあるでしょうか。

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 鷗外橋を遠ざかると、鷗外の碑の表示がなくなります。


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 時間ばかりが過ぎゆくので、鷗外橋の近くにあったレンタサイクル屋さんの案内所で聞いたところ、何とすぐ横の六角柱がそれだったのです。そして、地図を見せてくださいました。鷗外橋の手前右横(写真では下)に位置します。この地図で矢印が向いているところではなく、「文学碑」の「学」の辺りなのです。

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 鷗外の碑は、四角の棒柱だとばかり思っていました。そう思い込んでいたので、不確かな案内図の指示に惑わされ、しばし迷走しました。
 それにしても、この周辺の案内図では、この六角柱の場所がそうであることはわかりません。
 また、この六角柱に、これが鷗外の碑だという説明も表示もなかったように思います。
 そうしたことがわかってから、問題の周辺図があったところや、帰りがけに、碑の周りの様子を撮影しました。

 この場所の指示がバラバラだということは、こうした案内図を作成されたのは、それぞれ違う業者なのでしょう。
 また、この図面のチェックをした人も、それぞれ違う人で、みなさん現地をよく知らない方たちなのではないか、と思われます。

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 このことで予想外に時間を取られたので、トピックとして記し留めておきます。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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