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2016年7月17日 (日)

「点字付百人一首〜百星の会」に初参加の感想など

 昨日の、「点字付百人一首 〜百星の会」による「香りのワークショップ&かるた会」に関する続きです。

 初参加の田中圭子さんと尾崎栞さんから、今回のイベントの感想をいただきました。
 多くの方に「点字付百人一首~百星の会」の活動を知っていただき、また目が見えない、あるいは弱視の方々へ参加のお誘いの意味も込めて、ここに紹介します。
 
 田中さんから。


百星の会では、百人一首を通じて多くの方が古典文学の世界や古代史に関心をお寄せになっていらして、素敵だなあと感じました。
年齢や性別に関わらず、誰もが夢中になれる道具とルールを考案なさったのは本当にすごい。
お互いに一枚の札を争うような段階になれば、相当白熱するでしょうね。
ルールやテクニックが今後ますます洗練されて、高度かつ白熱した対戦が可能になる頃には、皆さん、空手などの試合で使用する防具(マスクや手指のサポーター等)を使用なさっていらっしゃるかしれません。
それは美的によろしくなさそうですが、一層の御精進をお祈り致しております。

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 尾崎さんから。


田中先生のお話、大変興味深く、印象に残っております。
お香をこねるという大変貴重な体験をさせていただき、大感激です。
機会がありましたら、もっと詳しいお話を伺いたいです。
百人一首かるたも人生初体験でした。
点字のかるたがあるなんて、すてきだと思います。
かるたを触ってみると、会員のみなさまが一丸となって試行錯誤しながら作られたご様子が伺えました。

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 田中さん、尾崎さん、ありがとうございました。
 かるた会にお誘いした甲斐がありました。

 「点字付百人一首」の札を取り合っておられる場に身を置くと、日本の伝統的な文化が思いがけないところで、意外なかたちで共有されていることに気付かされます。
 『百人一首』を通して、これまでつながりのなかった方々とお話もできるのです。
 文化の共有というと、何やら難しく思われることでしょう。
 目が見えない方々と一緒に、和歌のことや、古代の人々のことや、競技の歴史のことを話すことは、日本社会の背景にある物や文化を実感することにつながります。
 もっと楽しさを分かち合える集まりにしようと奮闘努力なさっている関場理華さんたちの、ますますの創意工夫と活躍が楽しみです。

 社会に対して、あまりお役に立たっていないと言われる日本文学の中でも、古典文学はさらに魅力を訴える必要性があることを感じています。
 「百星の会」の活動を知り、渡邊寛子さんや尾崎栞さんと一緒に立体文字の変体仮名を読み進める中で、お役に立つ国文学があることに遅ればせながら気付きだしました。
 自分の問題としては、科研やNPO活動を通して、日本の古典文学を触読する環境作りを進めていきたいと思います。具体的には、指と耳で『源氏物語』の古写本を読むことへのチャレンジです。
 さまざまな困難な状況に身を置いておられる方々と、古人が書き記した文字を一緒に楽しもうという活動を、牛歩ながらも続けていくつもりです。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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