« ジュース屋のおやじさんとの奇妙な国際交流 | メイン | 単行本の書名だけを変えた文庫本のこと »

2016年11月19日 (土)

帰路の機内で観た映画「縁」と「奇跡がくれた数式」

 インディラガンディ空港から成田に向かったのは、先週13日の日曜日でした。

 忘れてしまう前に書いておくことは、まだまだあります。今回は、いつも以上に得難い体験がたくさんあったのです。しかし、もうきりがないので、この辺にしておきます。

 日本の日常に浸ると、旅先での非日常的な出来事がしだいに記憶から薄れていきます。歳と共に、思い出せなくなってきています。今回のことも、いつか突然に思い出すこともあるでしょう。今は、忘れ去ることをもったいないと思いつつも、時の流れに任すことにします。

 帰りの飛行機の中で、2本の映画を観ました。往きの3本は、どうしたことかハズレばかりでした。観ようと思って観た映画だったので、期待外れとなったのかもしれません。

 帰りは、観てもいいかな程度の映画だったので、期待する気持ちがなかった分、良さが伝わってきたのかもしれません。

■「縁」
 私が生まれた出雲が舞台です。
 小学校の4年生までいました。
 子供の頃に慣れ親しんでいた出雲弁が、懐かしくもあり、少しくすぐったい感じでした。
 出雲の人々の優しさが、画面と言葉から伝わって来ます。
 気遣いの男と、揺れ動く女が、やがて結婚に至る物語です。真紀という主人公は、もの静かながらも存在感がある女性として描かれています。
 紫陽花の花言葉がキーワードのようです。「おかげさま」という言葉と共に、山陰の気候風土が見事に背景を支えている、大人の味の物語です。【5】
 
 
■「奇跡がくれた数式」
 インドのラマヌジャンは、天才数学者でした。ケンブリッジ大学で、数式の証明や権威主義と闘います。
 学問と家族、研究者と妻の絆が見事に描かれています。
 お互いが信じ合うことの素晴らしさが、観る者の心にじんわりと伝わって来ました。
 ゆったりとした時間の流れの中で、人間の情感が丁寧に映し出されています。【5】
 
 
 

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

Powered by Six Apart
Member since 07/2008