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2017年1月14日 (土)

【追記】高田馬場で「百星の会」の新年会と点字百人一首のカルタ会

 百星の会の新年会が、高田馬場の社会福祉協議会の中にある視覚障害者交流コーナーで行なわれました


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 40人ほどが集まり、今回も大盛会でした。参加者は回を重ねる毎に増えています。

 今回も全日本かるた協会の松川英夫会長がお越しになっていました。
 嵐山と京都ライトハウスでご一緒した、畑中ご夫妻も新しいカルタ台と新ルールを持って大阪から参加です。
 福島からの渡邊先生は、今回は息子さんが付き添いです。
 「科学でジャンプ」でお世話になった廣田先生からも、元気な声が飛んでいました。
 さらには、ラジオ日本の「小鳩の愛」のスタッフの方が取材に入っておられました。今日の様子やインタビューが、2月に放送されるそうです。

 この「百星の会」のイベントは、来るたびにレベルがアップしていきます。

 今回は、光孝天皇のカルタ「きみがためはるののにいでてわかなつむ〜」にちなんだ寸劇が、「百星の会」の有志によって披露されました。ミャージカル仕立ての、凝ったものです。
 この歌の解説を、福島県立盲学校で国語を教えておられる渡邊先生が、わかりやすく説明してくださいました。歌の背景にある平安時代の若菜摘みの行事や、『源氏物語』の「若菜」巻にも触れるという、熱のこもったものでした。渡邊先生の本領発揮です。興味深い話に、みんなが引き込まれます。

 その後、新年会らしく七草をみんなで触ろう、ということになりました。


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 多くの方が、香りが懐かしいとおっしゃっていました。
 年配の方は、七草の歌なども自然と口ずさんでおられます。
 この七草を、駆けずり回って用意なさった事務局長の関場さんやサポートの方々も、毎度のことながら大変だったことでしょう。

 そして意表を突く、青汁での乾杯です。七草を一緒に食べた気分に浸ります。

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 大阪のカルタ会では「まゆみさんの和歌講座」をしているとのことです。そこで、専門書に書かれている解説を、畑中さんが読みあげてくださいました。詳細な光孝天皇の歌の解釈に、うなずいたり感心したりと、これも中身の濃い時間をみんなで共有することとなりました。

 この「百星の会」では、行くたびに新しい点字かるたの台が開発されています。
 今回も、まだ東京と大阪に1セットずつしかないという、畑中さんの開発による、5列5行に札を並べる新台で、上級者の試合が行なわれました。1人が25枚なので、50枚を取る競技です。こうなると、目が見えるとか見えないということは、まったく問題ではなくなります。
 新しく考えられたルールでは、15分で札を並べ、覚えるのに5分というのが原則なのだそうです。ただし、まだ出来たばかりなので、今後ともさらなる改良がなされるようです。

 今回の新しい競技は、いきなり何の歌かわからないものが読まれます。そのためにも、100首をすべて暗誦することになります。
 今日も、緊張感の中で上級者の試合を観ました。勝負は瞬時に決まります。


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 札は、手前から持ち上げるようにして取ります。左側のケースにある相手の札も取れます。相手から取ると2ポイント。残り1枚を残して、合計ポイントで競います。この台では、相手に札を送ることはありません。
 新たなルールが、いろいろと決められています。

 ちはや台という、横に13枚が2段あるものでも試合が行なわれました。
 烈しい鍔迫り合いや、力技もあります。札が少なくなると、指の隙間が勝敗を分けることも……
 最後まで試合をすると、1試合に1時間以上かかるとのことでした。


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 ここで使われている取り札には、点字が最低7文字は貼ってあります。濁音が多いと点が増えます。そのため、無理やり押し込んでいるそうです。
 札には、表と裏に、上下から読めるように点字が貼られているのです。この点字をたよりに、試合直前まで触読をして、どの歌がどこにあるのかを覚えます。記憶力と反射神経の勝負です。


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 見物は、真ん中で見るよりもどちらかの取り手の側から見た方が、臨場感たっぷりで迫力が伝わってきておもしろいのです。

 初心者や初級者は、それぞれのレベルに合ったカルタと台を使います。
 その方の状況を配慮した道具が用意がしてあり、多くの方々が参加できるようになっています。


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 さらには、実践向けに新たな台というよりも、シートも開発されています。
 次のシートは、取り札を指で摘んで取り合う競技向けではなくて、札を飛ばすことを想定してのものです。点字百人一首は、日々進化をしているのです。


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 途中、外では雪が舞っていました。そんな中でも、かるた会場は熱気に満ちています。
 初めて参加なさった方が多かったので、この会の活動は、今後がますます楽しみです。

 次回は2月25日(土)に、今日と同じ高田馬場で行なわれます。
 興味をお持ちの方は、参加してみませんか。
 こんなすばらしい仲間との世界があることを、ひとりでも多くの方に知ってもらいたくて、今日もこうして長々と報告を記しています。

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※追記 「百星の会」や「点字百人一首」については、以下の記事も併せてご笑覧いただけると幸いです。
 
「「点字付百人一首〜百星の会」に初参加の感想など」(2016年07月17日)

「お香体験の後にカルタが飛ぶ「点字付百人一首 〜百星の会」」(2016年07月16日)

「「点字付き百人一首」とお香のワークショップのご案内」(2016年07月14日)

「「きずなづくり大賞 2015」受賞の関場理華さんと「百星の会」」(2016年02月03日)

「体験型学習会で点字付百人一首のお手伝い」(2015年12月06日)

「書道家にお願いした触読用の『百人一首』」(2015年12月01日)

「五感を使って江戸時代の百人一首カルタにチャレンジ」(2015年11月23日)

「京都ライトハウスでの点字百人一首体験会に参加」(2015年11月07日)

「「点字付百人一首〜百星の会」の紹介と活動内容」(2015年09月01日)

「京洛逍遥(375)嵯峨野で「点字付百人一首」を楽しんだ後は時雨殿へ」(2015年08月31日)

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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