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2017年3月 1日 (水)

情報をなかったことにする小道具

 家庭用のシュレッダーを、重宝して使っています。A4の紙が一度に5枚ほど裁断できるものです。
 もう古くなり使わなくなったシュレッダーは、うどんのように細長い紙が出てきました。これは、裁断する方向によっては、書かれている文字が読めるのです。
 最近のものは、紙吹雪のように切り刻まれて出てきます。
 今回の引っ越しでも、このシュレッダーは大活躍しました。個人情報が記された書類や、古くなった名簿、そして住所録に取り込んだ後の名刺などは、こんな時にしか処分することがありません。いつかいつかと思いながら、知らず知らずに溜まっていたのです。
 一気に処分しようとしたせいか、愛用のシュレッダーがモーター音だけを唸らせるようになりました。どうやら、硬質プラスチックの歯車が割れているようです。長時間にわたって、連続して使ったことが壊れた原因のようです。
 すぐに別のものを買いに行きました。家庭用なので、安く購入できます。選択肢は30種類以上もあり、店員さんに相談して迷いながらも、コンパクトなものを選びました。まだまだ、裁断して処分したいものがあるので、少しでも長く連続使用に耐えられるものにしました。
 数十年前までは、個人がシュレッダーを持つなどということは、とても考えられないことでした。せいぜい職場にあるものでした。それだけ生活環境が変化し、プライベートな印刷物が増えたのです。
 そんな中で、郵便物の宛先が読めないようにするために、100円ショップで買ってきた千鳥格子柄のスタンプも重宝しています。
 この他に今気に入っているものは、消せるボールペンです。ペンの軸に取り付けられた柔らかい樹脂の塊でこすると、いつでも文字や絵が消せるのです。目まぐるしく変わる手帳のメモ書きにはもってこいです。
 いろいろと便利な小道具を手元に置いて、せっせと個人情報を隠すことに時間を割いています。
 
 
 

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NPO法人〈源氏物語電子資料館〉広報室より

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